昼下がり、久しぶりの外食の楽しみで心が躍っていた。産後しばらく外出を控えていた私は、子ども二人を連れて鳥貴族へ向かった。目的は、トリキ晩餐会――大人も子どもも楽しめる食べ飲み放題のプランだ。大人四名、子ども二名。心の中で「今日は思いっきり楽しもう」とつぶやきながら、店内の明るい照明と香ばしい焼き鳥の匂いに包まれる。
席についてすぐ、子どもたちは大はしゃぎ。小さな手で焼き鳥をつかもうとするたびに笑顔が弾ける。その様子を見て、私は久々の外食がこんなに幸せを運んでくれるのかと、胸が熱くなる思いだった。料理を頼み、ビール片手に会話を楽しむ。気分は最高だった。
しかし、会計の段階で状況は一変する。大人四名分を支払い終えた後、レシートを確認すると、なぜか子ども二名分の料金も加算されていた。合計額は予想より高い。手が震える。私はすぐに店員を呼び、冷静に「子ども分の料金も計上されていますが、未就学児は無料のはずです」と指摘した。
すると店員はすぐに言い訳を始めた。「未就学児とは0~2歳です。3歳以上は小学校卒業まででも子供料金がかかります。
私はアルバイトで、店長の指示でこうしています」とのこと。店長はお休みで、その日の店舗責任者と名乗る人物もアルバイトだった。言葉の端々に「私にはどうにもできない」というニュアンスがにじむ。
私は冷静を保ちつつも、内心で苛立ちが募る。ここは公式HPでも確認できる。未就学児は無料と明記されているはずだ。店員にスマホを取り出させ、私たちは一緒にHPを確認した。確かに、「未就学児無料」と書かれている。さらに「未就学児とは小学校入学まで」との記述も検索で確認できた。
少しの沈黙の後、私は強めの口調で「これは返金してもらわないと納得できません」と言った。店員は少し困った顔をしたが、店舗責任者が店長に電話をかけ、やっと子ども二名分の3,900円は返金されることになった。
しかし、そこで終わらないのがこの経験の腹立たしいところだ。「HPの書き方が悪いだけで、本来は3歳から料金がかかる。今回だけの返金です」と、まるで私たちをクレーマー扱いするかのような言い方だった。返金はされたものの、納得感は全くない。鳥貴族が大好きで、久しぶりに訪れた幸せな時間の最後に、こんな形で水を差されるとは思わなかった。
私は子どもたちの楽しそうな顔を思い出す。3歳以上から料金がかかるという慣習が正しいなら、これまでの私の認識は間違っていたのかもしれない。しかし、HP上の明記と実際の対応が異なる現実。ここに不信感が残る。
「次回からは、3歳以上の子どもがいる場合も、しっかり確認しよう」と心に誓った。それでも、今回の晩餐会で得られた家族の笑顔と会話の楽しさは、無駄にはならない。
最後に私は、店を出る際に心の中でつぶやいた。
「鳥貴族、大好きだからこそ、次はもっと安心して行きたい…でも、HPの表現はもう少し親切にしてほしいな」と。楽しい時間の締めに、少しだけ皮肉を感じながら、私は子どもたちと笑い合った。