昨日は、朝から体が重かった。
熱があるわけではない。
でも、頭の奥に鉛でも詰まっているみたいで、立っているだけでしんどかった。
胃も気持ち悪い。
まぶたも重い。
何より、何かを考える気力がなかった。
夕方になっても回復しない。
台所に立つ想像をしただけで、胸のあたりがぐったりした。
だから私は、夫に言った。
「ごめん、今日ちょっと無理。夕飯お願い」
夫はスマホを見ながら、軽くうなずいた。
「あー、わかった」
その「あー、わかった」は、私にとって希望の音だった。
やっと横になれる。
今日は任せていいんだ。
そう思った私は、下に降りず、そのまま布団に入った。
階下からは、食器の音や、子どもの声や、義父母の話し声がぼんやり聞こえた。
気にはなった。
でも体が動かなかった。
私は自分に言い聞かせた。
任せたんだから、任せよう。
全部ちゃんと回してくれるはず。
大人なんだから。
父親なんだから。
夫なんだから。
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