妊娠6ヶ月です。
朝の総武快速線、いつも通り満員電車。
優先席の前に立ってました。
お腹もだいぶ目立つようになってきて、
正直、立ってるだけでも結構しんどい。
でも満席だし、
朝だし、
仕方ないよなって思ってた。
その時、後ろに立ってた人の肘が
ゴンッて頭に当たった。
結構強くて、思わず振り向いた。
「すみません、当たってます…」
って言ったら、
その人、こっちも見ずに
「電車揺れてぶつかっただけです」
って言った。
謝罪なし。
ちょっとイラッとしたけど、
満員だし、仕方ないか…って思った。
でも次の瞬間、
今度は足を思いっきり踏まれた。
ヒールで。
普通に痛くて声出そうになった。
さすがに怖くなって
「すみません…妊婦なんですけど…」
って言った。
でもその人、無言。
つり革を離すわけでもなく、
謝るわけでもなく、
スマホ見たまま。
優先席の前なのに、
誰も何も言わない。
周りも気づいてるはずなのに、
みんな知らないふり。
満員電車って、こんなもんだよね…
そう思って下を向いた時だった。
隣にいた女性が小さい声で言った。
「今、見てましたよ…」
その一言で、ちょっと空気が変わった。
すると優先席に座ってたおじさんが
ゆっくり顔を上げて言った。
「お兄さん、さっきから当ててるよね」
男、無言。
スマホを見たまま。
おじさんが続けて言った。
「妊婦さんだろ。謝った方がいいよ」
それでも無視。
その瞬間、別の人が言った。
「さっき踏んだのも見ました」
さらに
「優先席の前ですよ」
「ちょっとひどくないですか」
車内がざわつき始めた。
男、急にイライラした声で
「だから揺れただけだって言ってるでしょ」
って言った。
その言い方が強くて、
車内の空気が一気にピリッとした。
するとドア近くにいた人が
「次の駅で駅員呼びますね」
って言った。
その瞬間、男の顔色が変わった。
「は?大げさでしょ」
って言ったけど、
誰も笑わなかった。
次の駅でドアが開いた瞬間、
本当に駅員さんが入ってきた。
「どうされましたか?」
さっきの女性が説明してくれた。
「この方、妊婦さんにずっと当たってて…」
おじさんも
「踏んだのも見てます」
って言った。
駅員さんが男に聞いた。
「少しお話いいですか?」
男、明らかに焦って
「いや、別に何も…」
って言ったけど、
「一度降りてください」
って言われて、
そのまま連れて行かれた。
ドアが閉まったあと、
車内が静かになった。
優先席に座ってた人が立って
「どうぞ、座ってください」
って言ってくれた。
座った瞬間、
力が抜けて涙出そうになった。
怖かったし、
悔しかったし、
情けなかった。
でも同時に思った。
満員電車って冷たいと思ってたけど、
ちゃんと見てる人もいるんだって。
お腹をなでながら、
この子が生まれる世界、
まだ大丈夫かもしれないって思えた。
あの時、声をかけてくれた人たち、
本当にありがとうございました。
一人だったら、
多分、ずっと我慢してました。