娘が高校生だった頃、
本当に頭を抱えていた時期があった。
朝帰りが酷かった。
最初は「友達の家で話してた」
くらいだったのに、
だんだん帰宅時間がズレていく。
0時。
1時。
ひどい時は朝方。
もちろん、
何度も注意した。
「せめて連絡くらいしろ」
「女の子なんだから危ない」
「事件に巻き込まれたらどうする」
でも返ってくるのは、
「うるさい」
「時代遅れ」
「友達の家いただけだし」
そんな言葉ばかりだった。
正直、
怒っていたというより、
怖かった。
ニュースを見るたび、
未成年の事件や事故が流れる。
帰ってくるまで、
ずっと眠れない。
玄関の音がするたび、
ようやく安心する。
親って、
結局それなんですよね。
信用してないんじゃない。
無事に帰ってきてほしいだけ。
でも当時の娘には、
それが全く伝わらなかった。
ある日、
私はとうとう言った。
「今日から、
0時過ぎたらチェーン閉めるからな」
娘は露骨に嫌そうな顔をした。
「は?ありえない」
「意味わかんない」
それでも私は続けた。
「何回言っても守らないなら、
もうそうするしかない」
娘は舌打ちして、
そのまま出て行った。
そしてその夜。
0時になったので、
私は本当に玄関チェーンをかけた。
正直、
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