朝ごはん中に外から一声、いきなり命令口調。
「いらない鉄クズない?」
……は?うち、回収所じゃないんだけど
先日、ベトナムか中国っぽい廃品回収業者に、さすがに頭に来た。田舎の一戸建てで家族と朝食を食べてる最中、門のところで呼び止められて、わざわざ席を立たされた。しかもタメ口。まずそこが無理。
「いらない鉄クズない?」って、初対面でその言い方ある?お願いじゃなくて、要求に聞こえるんだよ。
「前も言ったけど、ありません」って言ったら、相手はすぐ庭を指さして——子どもの自転車に向かって、
「コレは?」
って。いや、乗ってるんだが?普通わかるだろ…。
「いや…乗ってますね」って返したら、不服そうに苦笑い。そこで引き下がるかと思ったら、視線が次の獲物を探すみたいに庭をスキャンし始める。丸太の上に置いてたチェーンソーと斧を見つけて、また、
「コレは?」
……いや、使ってます。現役。工具は“鉄クズ”じゃない。
私が「使ってますね」って3回目を返したあたりで、相手は明らかにイラついて、「ショーガナイネー」みたいに苦笑い。
その瞬間、確信した。これは「回収」じゃなくて、**“もらえるか試してる”**やつだ。こっちが曖昧にしたら当たり前みたいに持っていく。断ると不機嫌。こういう手口、ほんと嫌い。
ここで感情でぶつかったら相手の思うつぼだと思って、私は一回引いた。
「ちょっと待って」って言って家の中へ。
……もちろん鉄クズなんて取りに行かない。スマホを取りに行った。
玄関で動画を回し、監視カメラ(録画)もON。相手の顔は狙わない。**“庭を物色してる様子”と“車”**をしっかり撮る。路肩の車まで移動して、ナンバーも撮影。日時もメモ。
(こういうの、あとで「言った言わない」になった時に一番効く)
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