息子が公園に遊びに行った。
「行ってきまーす」と言って、玄関を飛び出していく背中は、いつもより少し得意げだった。
最近、友達だけで遊びに行くことが増えた。
それは成長でもあり、親としては少し寂しくもあり、そしてかなり心配でもある。
公園までは近い。
危ない場所でもない。
でも、子どもの世界には子どもの面倒くささがある。
大人が見ていないところで、誰かが強く出たり、誰かが我慢したり、変な空気ができたりする。
私は洗濯物を畳みながら、なんとなく落ち着かなかった。
暇だったのもある。
いや、正直に言えば、気になった。
少しだけ様子を見に行こう。
そう思って、散歩のふりをして家を出た。
公園に近づくと、子どもたちの声が聞こえてきた。
ブランコの音。
ボールが地面を跳ねる音。
誰かの笑い声。
息子は友達数人とベンチの近くにいた。
私はすぐ近くまで行かず、少し離れたところから見ていた。
完全に不審者みたいだが、母親というのは時々そういう生き物である。
すると、一人の子が息子に近づいた。
以前から少し気になっていた子だった。
悪い子とまでは言わない。
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