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「妊娠しました」と会社に報告した直後、渡されたのはまさかの“雇い止め理由書”。3ヶ月更新で今までは何も言われず携帯で済んでいたのに、突然「能力・勤務態度・業務遂行に支障」と書かれた紙を見た瞬間、私は黙って証拠をそろえ、労働基準監督署へ向かう準備を始めた。
2026/07/07

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会社に妊娠を報告した時、私は少し緊張していた。

でも、そこまで悪いことになるとは思っていなかった。

体調のこと。

今後の勤務のこと。

迷惑をかけないように、早めに伝えたつもりだった。

「分かりました」

会社の返事は、その時は普通だった。

だから私も、少しだけ安心していた。

3ヶ月更新の契約。

たしかに正社員ではない。

でも、今まで更新で揉めたことなんて一度もなかった。

毎回、携帯で手続きして終わり。

「更新やっといてね」

それだけだった。

面談もない。

注意もない。

成績の話もない。

勤務態度を責められたこともない。

私は普通に働いていた。

遅刻もしない。

休む時は連絡する。

任された仕事も、きちんとやってきた。

だから、今回も同じだと思っていた。

でも、妊娠を報告してから空気が変わった。

最初は小さな違和感だった。

上司の目線。

会話の短さ。

シフトの話をすると、少し濁される。

「また確認します」

「社内で相談します」

今まで聞いたことのない言葉が増えた。

そして数日後。

私は一枚の紙を渡された。

表題を見た瞬間、頭が真っ白になった。

「雇い止め理由書」

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何度も読み返した。

でも、そこに書かれている意味は変わらなかった。

契約更新はしない。

理由は、能力、業務成績、勤務態度。

業務の進捗状況により判断。

作業量や難易度に比べて時間がかかる。

職場全体の業務遂行に支障がある。

私は紙を持ったまま、しばらく動けなかった。

いつから?

そんな話、いつされた?

今まで一度でも言われた?

頭の中で、これまでの勤務を必死に思い返した。

注意されたことはない。

改善指導もない。

面談もない。

更新の時に問題視されたこともない。

それなのに、妊娠を報告した後だけ、急に私は“更新できない人”になっていた。

腹が立った。

悔しかった。

でも、それ以上に怖かった。

これからお金が必要になる。

病院代もある。

生活もある。

子どもを迎える準備もある。

そんなタイミングで、仕事を切られる。

しかも理由は、今まで一度も正面から言われなかった内容。

私は思わず笑ってしまった。

笑うしかなかった。

「3ヶ月更新だから仕方ないのかな」

最初はそう思おうとした。

契約期間があるなら、会社には更新しない自由があるのかもしれない。

そうやって自分を納得させようとした。

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でも、どうしても引っかかった。

なぜ今なのか。

なぜ妊娠を報告した後なのか。

なぜ今まで何も言われなかったのに、急に理由書だけは立派に出てくるのか。

私はその紙を机に置いた。

そして、スマホで写真を撮った。

表題。

本文。

日付。

会社名。

全部残した。

その後、雇用契約書を探した。

これまでの更新の履歴も確認した。

会社とのやり取り。

携帯で更新していた記録。

上司からのメッセージ。

シフト表。

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