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「また私の契約駐車場に停めてるの?」毎月お金を払っている専用スペースに、水色の車が堂々と無断駐車。しかも目の前には“違法駐車禁止・タイヤロック・罰金2万円”の看板。オキアミをぶちまけたい気持ちをこらえ、私が証拠写真をそろえて管理会社に連絡した瞬間、相手は“知らなかった”では済まなくなった。
2026/07/07

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駐車場に着いた瞬間、嫌な予感がした。

いつも停めている場所に、見覚えのない車があった。

水色のコンパクトカー。

沖縄ナンバー。

堂々と、私が契約している区画に停まっている。

一瞬、頭が真っ白になった。

またか。

本当に、またなのか。

そこは月極の契約駐車場だ。

空いている場所ではない。

誰でも使える来客スペースでもない。

私が毎月お金を払って借りている場所だ。

しかも、すぐ目の前には看板が立っている。

「違法駐車禁止」

「契約者専用」

「タイヤロック」

「迷惑料」

赤い文字で、はっきり書かれている。

見えないわけがない。

それなのに、その車は看板の真横に停まっていた。

まるで、読む気なんて最初からないと言っているようだった。

私は車の前でしばらく立ち尽くした。

怒りで手が震えた。

正直に言う。

一瞬、オキアミでもぶちまけてやろうかと思った。

あの匂いがどれだけ強烈か、釣りをする人なら分かる。

車内に入ったら、しばらく地獄だ。

そう考えた瞬間、少しだけスッとした。

でも、すぐに思い直した。

ダメだ。

それをやったら、こっちが悪くなる。

相手が無断駐車しているのは間違いない。

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でも、車に何かした瞬間、話が変わる。

被害者だったはずの私が、加害者にされる。

それだけは絶対に嫌だった。

私は深呼吸した。

車には触らない。

紙も貼らない。

傷もつけない。

ただ、記録する。

スマホを出して、写真を撮った。

車の全体。

停まっている区画。

看板との位置関係。

ナンバー。

タイヤの位置。

道路側から見た角度。

どこから見ても、契約区画に無断で停めていると分かるように撮った。

次に、時間をメモした。

到着した時刻。

車を確認した時刻。

その時点で持ち主がいないこと。

周囲に連絡先が置かれていないこと。

全部残した。

それから管理会社へ電話した。

「私が契約している駐車場に、知らない車が停まっています」

最初、担当者の声は少し事務的だった。

「お車のナンバーは分かりますか?」

私は写真を見ながら答えた。

「分かります。看板のすぐ横に停まっています」

担当者は少し沈黙した。

「以前も同じようなことがありましたか?」

私は思わず笑ってしまった。

笑うしかなかった。

「またです」

そう言った瞬間、怒りが戻ってきた。

今回が初めてなら、まだ間違いかもしれない。

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でも、何度も続けば話は違う。

誰かが“空いているからいい”と思っている。

“少しだけなら大丈夫”と思っている。

“どうせ何もされない”と思っている。

その考え方が一番腹立たしかった。

管理会社は、現地確認をすると言った。

必要なら警察にも相談するとのことだった。

私はその場で待った。

日差しは強い。

道路には車が通る。

私は自分の駐車場の前で、なぜか自分が立ち往生している。

お金を払っているのは私なのに。

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