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「ナンバー変えれば逃げ切れると思った?」徳島で煽り運転と恫喝騒動になった白いシビックが、陸運局で番号を付け替えている姿を市民に激写された。以前の車体特徴と照合した瞬間、ただの偶然では済まない空気になった。
2026/07/02

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最初にその白い車を見たのは、夕方の帰り道だった。

徳島市内の道路。

交通量はそれなりにあったけれど、渋滞というほどではない。

私はいつも通り、制限速度に合わせて走っていた。

急いでいたわけでもない。

遅すぎたつもりもない。

ただ、安全に帰りたかっただけだった。

しかし、後ろから一台の車が急に近づいてきた。

白いスポーツタイプの車。

ルームミラーに映った瞬間、嫌な圧を感じた。

距離が近い。

近すぎる。

ブレーキを踏めば、そのままぶつかるんじゃないかと思うほどだった。

私は少しだけ左に寄った。

でも相手は離れない。

むしろ、さらに詰めてきた。

クラクションが鳴った。

短く、でも明らかに苛立った音だった。

心臓が嫌な跳ね方をした。

「何なの……」

手のひらに汗がにじんだ。

信号で止まると、その車は後ろで大きくハンドルを切るように揺れた。

まるで、私に早く行けと言っているようだった。

青になって発進すると、今度は横に出てきた。

窓越しに、運転席の人物が何かを言っているのが見えた。

内容までは聞こえない。

でも表情と動きだけで十分だった。

怒っている。

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威圧している。

私は視線を合わせなかった。

怖かったからだ。

その場で言い返す勇気なんてなかった。

ただ、事故だけは起こしたくなかった。

私は近くの広い駐車場に入った。

白い車はしばらく後ろにいたが、やがて別方向へ走っていった。

その瞬間、ようやく息ができた。

足が震えていた。

何もされなかった。

ぶつけられたわけでもない。

でも、あれは普通の運転ではなかった。

私はすぐにドライブレコーダーを確認した。

後方カメラに、はっきり映っていた。

異常に近い車間。

信号待ちでの動き。

横に並んだ瞬間。

そして、車の特徴。

私は映像を保存した。

その場でSNSに出そうとは思わなかった。

怒りはあった。

悔しさもあった。

でも、ナンバーや顔が映った映像をそのまま出せば、こちらが別の問題を抱えることになる。

だから私は、まず警察に相談した。

受付で状況を説明した。

映像もあると伝えた。

しかし、返ってきた言葉は重かった。

「事故や接触がない場合、すぐに動くのは難しいこともあります」

分かっている。

そう言われる気はしていた。

でも、納得はできなかった。

怖い思いをした側が、何もなかったことにするしかないのか。

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相手がまた同じことをしたら。

次は誰かが事故を起こしたら。

そう思うと、黙っていられなかった。

数日後。

私は買い物のため、ある施設の駐車場に入った。

そこで、見覚えのある白い車が目に入った。

低い車高。

特徴的な後ろ姿。

車体の雰囲気。

一瞬で、あの時の記憶が戻った。

胸の奥が冷たくなる。

「あの車だ」

そう思った。

でも、次の瞬間、違和感があった。

ナンバーが違う。

前にドラレコに映っていた番号と、今見えている番号が一致しない。

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2026/07/02