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「3つの証拠があっても不起訴?」電車で肘打ちされ、注意したら痴漢にでっち上げられかけた私が、処分通知を見て再び動いた話
2026/06/30

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電車に乗った瞬間から、嫌な予感はしていた。

朝の車内は、いつものように混んでいた。

吊り革につかまる人。

スマホを見る人。

目を閉じている人。

誰もが、少しずつ自分の場所を守りながら立っていた。

私もその一人だった。

ただ目的地まで、静かに乗っていたかった。

それだけだった。

すると、隣にいた中年女性の肘が、いきなり私の脇腹に入った。

ドン。

鈍い痛みが走った。

偶然かと思った。

混んでいる電車では、多少ぶつかることもある。

私は我慢した。

しかし、また来た。

今度は明らかに強い。

肘で押すように、こちらの体をどかそうとしてくる。

私は息を飲んだ。

「すみません、肘が当たっています」

できるだけ冷静に言った。

怒鳴ってはいない。

責め立ててもいない。

ただ、やめてほしかっただけだ。

すると女性は、こちらをにらんだ。

その目を見た瞬間、私はしまったと思った。

話が通じる相手ではない。

次の瞬間、女性は声を上げた。

「この人、触ってきた!」

車内の空気が凍った。

周囲の視線が、一斉にこちらへ向いた。

私は頭が真っ白になった。

肘で打たれたのは私だ。

注意したのも私だ。

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それなのに、次の瞬間には私が痴漢扱いされている。

世界がひっくり返るとは、こういうことを言うのだと思った。

「違います。私は何もしていません」

そう言っても、女性は止まらなかった。

「触ったでしょ!」

「最低!」

「逃げないで!」

声だけが大きい。

事実はどこにもない。

でも、電車内では声の大きい方が一瞬で勝つ。

周りの人も困惑していた。

誰かが駅員を呼ぶと言った。

誰かがスマホを向けた。

私は手を上げて、何もしていないことを示した。

心臓が嫌な音を立てていた。

怒りより、恐怖が先に来た。

これで人生が壊れるのか。

たった数分で。

知らない女性の一言で。

駅に着くと、私はそのまま駅員に説明した。

警察にも事情を話した。

私は逃げなかった。

逃げる理由がなかったからだ。

防犯カメラを確認してほしい。

車内カメラを見てほしい。

私はそう伝えた。

脇腹の痛みも残っていた。

病院へ行き、診断書も取った。

肘打ちされた証拠。

私が痴漢をしていない証拠。

できることは全部集めた。

後日、車内カメラにはしっかり映っていた。

女性が私に肘打ちする様子。

私が注意する様子。

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私が触っていないこと。

私が逃げていないこと。

全部だ。

私は少しだけ安心した。

これなら分かってもらえる。

そう思った。

甘かった。

刑事告訴した。

傷害。

侮辱。

身動きを封じられたような状況。

そして痴漢にでっち上げようとした行為。

私は、さすがに何らかの形で責任を問われると思っていた。

少なくとも、事実は明らかになるはずだと。

しかし、届いた通知にはこう書かれていた。

不起訴。

私は紙を見たまま、しばらく動けなかった。

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