軽井沢駅前で、私は一瞬で“旅行者”じゃなくなりました。
ドアノブに手が届く前、入口のボードに書かれていたのは――
「No entry for foreigners」
そして日本語で、はっきりと
「外国人禁止入店」。
……目を疑いました。観光地の駅前で?令和の日本で?
私の中にあった「久しぶりの日本、楽しみだな」という気持ちが、その一枚でズタズタになった。怒りというより、まず“ショック”でした。胸の奥が冷たくなる感じ。
でも次の瞬間、悔しくて笑ってしまった。
「ここまで堂々と書くんだ?」って。
そして私は思いました。
**「じゃあ、入ってみよう。直接、理由を聞こう」**って。
扉を開けた瞬間、チリンと鈴が鳴った。
その音だけがやけに大きく聞こえて、店内の空気が一気に変わる。
さっきまであった会話がスッ…と止まり、視線が一斉にこちらに刺さる。
好奇心じゃない。警戒。警報灯みたいな目。
店員さんがすぐ前に来て、腕を横に出しました。
「ダメ。」
私が「何がダメですか?」と聞くと、
「入れない。」
さらに「理由は?」と聞いたら、返ってきたのはたった二文字。
「面倒。」
面倒?私は何もしてない。メニューすら見てない。
“外国人”というだけで、最初から“面倒”の箱に入れられる。
これが、接客?これが、おもてなし?
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