「なんで、また…!」
財布を開けた瞬間、全身の血が逆流した。
そこにあったのは、見覚えのある領収書。金額は748,000円――。
私は一瞬、目を疑った。息が詰まる。頭の中で警報が鳴る。
朝の光が差し込む台所で、手に握った領収書を震える指で押さえる。
「こんな…こんなこと、許せるわけがない…」
私の声は震えていた。赤ん坊がいたら、その泣き声で紛れたかもしれない。でも、今日の怒りは誰にも止められない。
旦那が帰宅したのは夜遅く、すでに酔っ払っていた。
「ただいまー」
玄関でよろめく足音。
私は息を止め、背中で冷たい視線を感じながら、ゆっくり振り返った。
「…これ、どういうこと?」
財布の中身、そして748,000円の領収書を見せる。
旦那は目を泳がせ、口をパクパクさせるだけ。
「…あれ?なんだこれ…」
あまりの無神経さに、私は怒りを通り越して、笑いさえ出そうになった。
「キャバクラで全部使ったんでしょ!?」
叫ぶ私に、旦那はただうつむくだけ。何も言えない。
部屋の空気が一瞬で凍りつく。
私は座り込み、膝を抱えて深呼吸をした。
脳裏に浮かぶのは、この数年間の小さなモラハラの積み重ね。
財布を勝手に持ち出すたびに、飲み代やキャバクラ代に消えていく生活費。
無職で家にいるのに、権利だけ振りかざす旦那。
「もう、限界だ…」
涙が出そうになる。怒りで視界が滲む。
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