運転中に横断歩道で歩行者に気付いて停止。
渡り終わりを確認してから発進した瞬間、後方からサイレンが鳴った。
「今の発進、歩行者妨害です」
そう言われ、その場で止められた。
私はすぐに状況を説明した。
歩行者はすでに渡り終わっていたこと、こちらも十分に距離と安全を確認していたこと。
しかし警察側の説明はこうだった。
「発進したとき、歩行者が振り返って驚いていた。危険性があった」
私は思わず言い返した。
「振り返っただけで違反になるんですか? それならいつ発進していいんですか?」
少し空気が変わった。
そこへ別の警察官がドラレコ確認を提案した。
その場で映像を再生すると、状況ははっきりしていた。
歩行者は横断完了後、歩道側で立ち止まっていただけ。
車との接触も、進路妨害も一切ない。
しばらく沈黙が続いたあと、担当警察官の態度が変わった。
「……今回は、違反としての成立は難しいですね」
その一言で、現場の空気が一気に変わった。
最初に提示されていた違反はその場で撤回。
切符も無効扱いとなった。
最後に残ったのは、簡単な一言だけだった。
「今後は状況確認を徹底します」
ただ、その場を離れたあとも、少しだけ引っかかるものがあった。
“安全確認”の基準は、どこまでが確実で、どこからが曖昧なのか。
引用元:,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]