「これ、全部ニラに見えるんだけど」
最初に写真を見たとき、私は本気でそう思いました。
細長い。
緑色。
束になっている。
料理に入っていたら、たぶん何も疑わない。
でも、よく見ると違うんです。
同じように見えて、葉の形が違う。
根元の膨らみ方も違う。
葉の厚みも違う。
そして一番大事なのが、匂い。
ニラは、ちぎった瞬間にあの独特の匂いがあります。
スーパーで買ったニラを切ったときの、あの強い香り。
逆に、見た目が似ていても匂いが弱いもの、
根元がやけに太いもの、
葉が妙に硬くて厚いものは、そこで一回止まった方がいい。
「いやいや、そんなの大げさでしょ」
そう思う人もいるかもしれません。
私も昔はそうでした。
庭に生えているもの。
実家の畑にあるもの。
昔から近所の人が採っていたもの。
そう聞くと、なんとなく安心してしまう。
でも、それが一番こわいんです。
店で売られている野菜なら、まだルートがあります。
でも、自分で採った草は、最後に判断するのは自分です。
誰もラベルを貼ってくれません。
誰も「これは食用です」と保証してくれません。
見た目だけで決めるしかない。
だから、間違える。
特にニラは、家庭料理にすぐ使えるから厄介です。
味噌汁。
卵焼き。
炒め物。
餃子。
チヂミ。
刻んでしまえば、もう見分けにくい。
しかも、ニラの香りって料理全体に混ざるから、
少し違うものが入っていても、食べる側は気づきにくいんです。
だから私は、この手の写真を見るたびに思います。
「知ってるつもり」が一番危ない。
例えば、写真の中で一番ニラっぽく見えるのは、左側です。
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