双子の男の子が誕生し、夫婦はその育児の様子をInstagramで積極的に発信していた。
最初は多くの人が「可愛い」「頑張っているね」と温かく見守っていた。しかし投稿が増えるにつれ、コメント欄には少しずつ心配の声が集まり始める。
特に話題になったのは育児方法だった。
夫婦は「我が家では24時間音楽を流している」と紹介し、生まれたばかりの双子を同じ場所で寝かせている様子を頻繁に投稿していた。また、一部の写真や動画では、新生児には危険性があると指摘される寝かせ方も確認されたという。
すると助産師や看護師、子育て経験者たちから、
「その寝かせ方は危険ではありませんか?」
「乳児突然死症候群のリスクが心配です」
「念のため専門家に相談してください」
といったコメントが次々と寄せられるようになった。
ところが夫婦は、
「リスクは理解しています」
「色々な可能性を考慮した上での判断です」
「これが私たちのやり方です」
と説明し、自分たちの方針を変える様子はなかった。
そして、生後1か月も経たない頃だった。
夫婦は突然SNSで長男の死去を報告した。
それまで元気そうに見えていた赤ちゃんの訃報に、多くのフォロワーが言葉を失った。
「信じられない」
「どうしてこんなことに」
「ただただ悲しい」
コメント欄には悲しみの声が溢れた。
もちろん、長男の具体的な死因について公表されている情報は限られている。そのため、過去の育児方法と死亡との因果関係を断定することはできない。
しかし、多くの人の頭に浮かんだのは、それまで何度も寄せられていた警告のコメントだった。
そしてさらに世間を驚かせたのが、その後の行動だった。
長男の死去報告から約10日後、夫婦は再びSNSを更新する。
そこには残された次男との買い物動画が投稿されていた。明るいBGMが流れ、投稿文には、
「もっと過酷な育児を覚悟してたんだけどな〜」
という言葉も添えられていた。
この投稿を見た人々は騒然となる。
「まだ10日しか経っていないのに…」
「なぜ今そんなことが言えるの?」
「感覚が理解できない」
と批判の声が相次いだ。

一方で、「悲しみとの向き合い方は人それぞれ」「SNSだけで本当の気持ちは分からない」という意見もあり、議論は大きく広がっている。
ただ、多くの人が共通して感じたのは、生まれて間もない小さな命が失われたことへのやり切れなさだった。
だからこそ今もなお、この出来事はネット上で語られ続けている。
「あの時の助言は、本当にただのお節介だったのだろうか」
そんな重い問いだけが、多くの人の心に残り続けている。
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