「また届いた…」
机の上に、封筒が置かれていた。
表には「催告書」と大きく書かれている。
息子の名前。
バイクのローン。
金額は52万円を超えている。
心臓がドキドキする。
一人暮らしを始めてまだ数か月。
仕事も頑張っている。
でも、どうしてこんなことに?
思い出す。
昨年4月、息子は就職した。
6月には一人暮らしを始めた。
かなり反対したが、言うことを聞かず。
お盆には帰省した。
仕事は頑張っているとのこと。
私は無理しないように声をかけた。
連絡は少ない。
こちらからしてもそっけない。
それでも元気ならいいかと思った。
年末に帰省した。
実家でのんびり過ごした。
そのとき、2年前の学生時代に組んだバイクローンの督促が来ていた。
確認すると、引き落としに失敗したらしい。
「まぁ、仕方ないか」
そう思った。
年を越し、一人暮らしに戻った息子。
そして今回の催告書。
内容を確認するため、説明に来るよう伝えた。
返事はあった。
「わかった」
でも2日経っても来ない。
心配になる。
電話をしても、LINEをしても反応は悪い。
極端に短文。
何か事件に巻き込まれたのでは。
他人が返事をしているのか。
そんな不安がよぎる。
何度も電話をかける。
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