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「お前だろ?」と無断駐車の男が警察を連れてきた。私の月極に何度も侵入し逆ギレしていた常習犯。でも証拠は全部揃っている。自作自受だ。
2026/02/15

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「〇〇さんのご自宅前に停めていた車のドアミラーが壊されている件で、何かご存じありませんか?」

その電話を受けた瞬間、私は思わず笑いそうになった。

——いや、その前にさ。
人の月極駐車場に、何度も勝手に停めるな。

これは、ある“常習犯”との話だ。

私は都内のアパートで、月2万円払って駐車場を借りている。
小さな敷地だが、契約書もあり、きちんと管理会社を通して借りている正規の区画。

ある日、仕事から帰ると、知らない黒のSUVが堂々と停まっていた。

ナンバーは近隣県。連絡先の紙もない。
完全に無断駐車。

すぐ警察に電話した。

だが返ってきた言葉は予想通りだった。

「私有地ですので、強制的なレッカー移動はできません。民事になります」

出た。
毎回これだ。

結局、車の持ち主が戻るまで私は近くのコインパーキングへ。

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その日だけで4,800円の出費。

数時間後、戻ってきたのは近所のアパートに住む男だった。

「すぐ戻るつもりだったんで」

悪びれもせず、それだけ。

私は冷静に言った。

「ここ、私が契約してる月極なんです。次やったら警察と管理会社に正式に連絡します」

男は「はいはい」と軽く返して去った。

だが、それで終わる相手ではなかった。

数週間後、また同じ車。
さらにその次の週も。

私はその都度写真を撮り、日時を記録し、警察への通報履歴も残した。
だが状況は変わらない。

そして事件は起きた。

ある朝、そのSUVのドアミラーが見事に折れていた。

バキッと根元から。

私は正直、触れていない。
むしろ、触れないように距離を取っていた。

その日の夕方、警察から電話が来たのだ。

「近隣トラブルの可能性があるとのことで…何かご存じありませんか?」

事情聴取のため、私は交番へ。

すると例の男が被害者面で座っていた。

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「この人、ずっと俺のこと睨んでたんです。怪しいと思って」

は?

私はスマホを出した。

「無断駐車の証拠、全部ありますけど?」

画面には、日付入りの写真がずらり。
警察への通報履歴。
管理会社へのメール。

警察の表情が変わった。

「…なるほど」

男は急に黙った。

私は続けた。

「ちなみに、私の自宅には防犯カメラがあります」

実は、二度目の無断駐車の後に設置していた。

警察立ち会いのもと映像を確認。

そこには、夜中に通りかかった酔っ払い風の男が、ふざけ半分でミラーを蹴る姿がはっきり映っていた。

無断駐車の男ではない。
もちろん、私でもない。

場の空気が一変した。

被害者ぶっていた男は、今度は青ざめた顔。

警察官が静かに言った。

「まず、無断駐車は不法行為です。継続しているなら、こちらも正式に対応します」

その場で私は、これまでの被害額を提示した。

コインパーキング代、時間的損失、精神的負担。

さらに管理会社も呼ばれ、男は正式に警告を受けた。

「今後一切、当該区画に駐車しないこと。違反した場合、即通報対象」

そして警察は続けた。

「不法侵入の要件に該当する可能性もあります」

男の顔が完全に崩れた。

結局、ミラー破壊犯は後日特定され、別件で書類送検。

そして無断駐車の男は——

それ以来、一度も現れていない。

数か月後、アパートの前に引っ越し業者のトラックが停まっているのを見た。

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私は窓越しに、静かに見送った。

何もしていない。

壊してもいない。

触れてもいない。

ただ、記録し、通報し、証拠を残し、合法で詰めただけ。

日本では「私有地だから動けない」と言われることが多い。
でも、動けないのは“感情的に暴れた場合”だ。

冷静に積み上げれば、立場は逆転する。

最後に警察が私に言った言葉が印象的だった。

「記録を残してくれていて助かりました」

——そう。

勝つのは、怒鳴った人間じゃない。

準備していた人間だ。

そして私の駐車場は、今日も空いている。

当たり前のことが、ちゃんと守られている。

それだけで、十分にスカッとする。

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