今日は新幹線で本当にムカついた話。
朝からバタバタで、予約していた最後列の特大荷物スペースに荷物を置こうとした瞬間、目を疑った。
「え……誰のスーツケースだこれ?」
青いカートがズラッと並んで、俺のスペースは完全に埋まっていた。しかも、隣には見知らぬ白人男性がさらに巨大なスーツケースを置こうとしている。
思わず口に出た。
「ここ、予約した人のスペースですけど……?」
相手は一瞬こっちを見ただけで、肩をすくめて、
「Who cares? I don’t care」
と軽く言い放ってその場を去ろうとした。
何それ?マジで?
この瞬間、心臓がギュッと締め付けられた。
ここまで堂々と無視されると、怒りを通り越して震えが来る。
周りの乗客もチラチラこちらを見ている。
「なんだあいつ、態度でかいな……」
視線が刺さる。息苦しい。
俺は深呼吸して、冷静に行動を考えた。
でも、頭の中はもう怒りでいっぱいだった。
まず、スーツケースの持ち主に再度声をかける。
「だからここ、俺の予約したスペースです。自分の席に持って行ってください」
相手はまた肩をすくめて立ち去ろうとしたが、俺は離れない。
手を伸ばして荷物のハンドルを軽く掴んだ。
「何回も言わせないでください!」
すると、彼は軽く笑って「I don’t care」を繰り返した。
ムカつきのあまり、思わず声を荒げそうになる。
周囲の視線がさらに集中する。
俺は一瞬、こんなことでトラブルになりたくないという気持ちと、ここで譲ったら絶対後悔するという気持ちがぶつかった。
そのとき、列車員がやってきた。
「どうしましたか?」
俺は状況を説明した。
「このスペースは最後列予約の荷物用です。なのに、この方が勝手に置こうとしています」
列車員は男性に近づき、状況を確認。
最初は「いや別に問題ないでしょ」みたいな反応だった。
でも、列車員が事前予約のチケット番号と座席表を見せると、白人男性の顔が少し引きつった。
ここで初めて、俺の怒りが少し整理された。
「相手は無視してるけど、公式の記録がある。これで押せる」
心の中で小さくガッツポーズ。
列車員の指示で、白人男性は渋々荷物を自分の座席横に移動。
俺の予約スペースがようやく確保された。
大きく息をつく。
でも、その間にも頭の中は整理されていた。
「なんでここまで図々しいのか?言葉通じないから?それとも単なる自己中?」
怒りの感情と冷静さが混ざる。
でも、怒るだけじゃ何も解決しない。
俺は周囲に感謝の視線を送りながら、自分の荷物を慎重に置いた。
隣の席の客たちも、チラチラこちらを見て、さっきの白人男性に小さく注意していた様子。
少しだけ、カタルシスを感じる瞬間だった。
座席に座ると、胸の奥でまだモヤモヤしていた怒りが、少しずつ解けていく。
「自分が声を出して、公式記録を提示したから解決した」
誰かに助けてもらったわけじゃない。自分で押し通した結果、勝利感があった。