おいおい、マジかよ…
俺、今日、新幹線で特大荷物スペースを予約してたんだ。
もちろん事前にちゃんと予約して、「ここなら荷物置ける!」って安心してたのに――
乗った瞬間、目の前に信じられない光景が広がった。
俺のスペースに、でかい黒い荷物がドンと置かれてる!
「おいおい、俺のスペースに誰の荷物だよ!」
思わず声に出した。周りの乗客も一瞬こっちを見た。
乗ってるやつはスマホに夢中で、俺の存在なんて完全に無視。
無言で座ってる態度が、さらに頭にくる。
「ふざけんな……」心の中で叫ぶ。
目の前の黒い行李箱が、まるで壁のように邪魔している。
高速で走る車内の振動が、余計にイライラを煽る。
俺は深呼吸して、冷静を装いながらも声を強めた。
「すいません、その荷物、移動してもらえますか?ここ、俺が予約してます!」
相手はチラっと俺を見ただけで、またスマホに視線を戻す。
「はあ……?」
怒りで手が震える。
周りの乗客も気づき始め、ジロジロ見てくる。
小さくため息をつく人、肩をすくめる人、舌打ちする人までいる。
俺の心臓はバクバクして、手のひらは汗でびっしょり。
高速で流れる景色を眺める余裕なんてない。
窓の外の街並みは光の線になり、頭の中の怒りだけが濃くなる。
俺はさらに強めに声を出す。
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