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「点滴2時間なのに“駐車料金165,700円です”?」外来4時間無料の病院で精算機に表示された金額に固まった私――その場で写真を撮った瞬間、空気が変わった
2026/03/31

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その日は朝から少し体調が悪かった。

立ち上がると、ふわっと視界が揺れる。
「あれ…ちょっと変だな」

無理して仕事に行くのも嫌だったので、近くの病院に寄ることにした。
受付で症状を説明すると、看護師さんが少し心配そうな顔をして言った。

「念のため点滴していきましょうか」

正直、そこまで大げさなつもりはなかった。
でも座っているだけでも少しふらつく。

まぁ、点滴して帰れば安心だろう。
そう思って処置室のベッドに横になった。

静かな部屋。
点滴のポタポタという音。
スマホを触りながら、ぼんやり時間が過ぎていく。

気づけば約2時間。

「はい、終わりましたよ」

看護師さんが針を外してくれた。

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体も少し楽になった気がする。

「ありがとうございました」

そう言って病院を出た。

外の空気は少し冷たい。
駐車場に停めた車に向かいながら、私はふと時計を見た。

「2時間か…まぁそんなもんだよね」

病院の駐車場は、外来患者なら4時間まで無料。
入り口の看板にもちゃんと書いてある。

だから私は何の疑いもなく、精算機に駐車券を入れた。

機械が「ピッ」と鳴る。

そして次の瞬間――

無機質な女性の声が流れた。

「駐車料金は、165,700円です」

……。

……え?

今、なんて?

私は思わず精算機を見た。

赤い数字が、はっきり表示されている。

165700

桁を数える。

一、十、百、千、万。

……16万5千700円。

「いやいやいやいや」

思わず声が出た。

さっきまで軽いめまいだったのに、
今度は本物のめまいがしてきた。

私はもう一度画面を見た。

やっぱり同じ数字。

165700

「いや、2時間だよ?!」

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思わず機械にツッコんでしまう。

隣にいたおじさんがチラッとこちらを見る。
恥ずかしい。

でも、それどころじゃない。

私は看板を見上げた。

外来患者
4時間まで無料

……だよね?

私、まだ2時間。

むしろ半分。

なのに、16万5千円

高級ホテルでもそんな駐車料金見たことない。

「これ、壊れてない?」

私はもう一度駐車券を入れ直した。

ピッ。

「駐車料金は、165,700円です」

同じ声。
同じ金額。

冷静すぎる。

この機械、私の人生を破壊する金額を
めちゃくちゃ落ち着いた声で言ってくる。

逆に腹が立ってきた。

私は受付に戻った。

「すみません、駐車場なんですけど…」

事情を説明すると、受付の人も一瞬固まった。

「……え?」

そして私と一緒に精算機まで来た。

駐車券を入れる。

ピッ。

「駐車料金は、165,700円です」

受付の人、完全に沈黙。

「……」

「……」

二人で画面を見る。

受付の人が小さくつぶやいた。

「え、なにこれ…」

やっぱりそうなるよね。

そのあと職員の人が何人か集まってきた。
ちょっとした人だかり。

「これ患者さんですよね?」

「はい、今日点滴してました」

「4時間無料のはず…」

皆で精算機を囲む。

まるで事件現場。

そのうち一人が言った。

「ちょっと事務所に連絡します」

数分後、管理の人がやってきた。

精算機を開けて、

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中を確認して、
駐車券をスキャンして。

そして、ため息をついた。

「……システムエラーですね」

ですよね。

むしろそうじゃなかったら怖い

どうやら機械の設定がバグって、
滞在時間がとんでもない数字で計算されていたらしい。

管理の人が操作して、
再度精算。

ピッ。

表示された金額は――

0円

「申し訳ありませんでした」

頭を下げられた。

私は苦笑いした。

「いや、びっくりしました…」

さっきまで165,700円だった駐車場。

今は0円。

その落差。

なんだろう。

点滴よりも効いた気がする。

私は車に乗り込みながら思った。

今日一番めまいを起こしたのは――

あの精算機の金額だった。

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