コンビニでトイレ借りようとしたら鍵掛かってたから待ってた。
5 分たっても 10 分たってもノックしても無視して出てこない。
そのうち自分の後ろにも列が出来始めて「10 分くらい入ってるんですよ」「え、マジすか??」って話をしてたけど、さすがに長すぎるのでレジの方に向かって
「店員さんすみませーん!中で死んでるかもしれないので確認してくださーい!」
って大声出したら中でガチャガチャ音聞こえてきてすぐに出てきた!
すれ違いざまにその男がめっちゃ睨んできた w
トイレの中でスマホやってんじゃねーぞ!
男はドアの前ですれ違いざまに、こちらを一瞬だけ睨んで去っていった。
その目は明らかに「余計なことをするな」と言っていた。
だが、後ろの列はもう静かじゃなかった。
「え、あの人ずっと入ってたの?」
「スマホかよ…… 最悪だな」
さっきまでの “曖昧な空気” が、一気に “共通の敵” へと変わっていく。
私はレジ前に戻ったが、まだ胸の奥は収まっていなかった。
あの 10 分は、ただの 10 分じゃない。
“誰も動かない 10 分” だった。
すると店員が小声で言った。
「たまにいるんですよね、ずっと入る人……」
その言葉で、さらに第二の火がついた。
「え、常習なんですか?」
後ろの客が思わず声を上げる。
空気が完全に “許せない側” へ傾いた瞬間だった。
そして数分後。
店内に貼られていた小さな注意書きが、急に現実味を帯びる。
「長時間の占有はご遠慮ください」
誰も何も言わないが、全員の視線がそこに集まっていた。
私はふと気づいた。
さっきの睨み返しは、強さじゃない。
ただの “バレた人の反応” だった。
そしてその日から、私はコンビニのトイレの前で思うようになった。
静かな 10 分は、意外と一番重い時間だと。
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