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ブランド品10点以上を持ち込んだら査定額はたった2万円。でも本当に怖かったのは金額じゃなかった。
2026/05/31

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その日、私は複数のブランド品とジュエリーを持ってアリオ鳳の買取店へ向かった。

引っ越しも近く、使わなくなった物を整理しようと思っただけだった。

特別高く売ろうとか、
そんな気持ちはなかった。

普通に査定してもらい、
納得できれば売る。

ただそれだけ。

店内へ入ると店員に席へ案内された。

すると査定の前に妙なことを言われた。

LINEの番号を取得してほしいという。

しかもわざわざブラウザから。

さらに、

「これは誰の物ですか?」

「こちらは誰が購入されましたか?」

と何度も確認される。

少し違和感はあった。

でもその時は、
買取だから必要なのだろうと思った。

その後、
持ち込んだ品物はすべて奥へ運ばれた。

そして店員は消えた。

最初の30分は我慢できた。

査定だから時間がかかるのだろう。

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そう思っていた。

でも1時間が過ぎても戻ってこない。

聞こえてくるのは、

カシャ。

カシャ。

カシャ。

壁の向こうで写真を撮る音だけ。

私だけが席に残されていた。

時計を見る。

17時を過ぎている。

不安になった。

何をしているのかも分からない。

どんな査定をしているのかも分からない。

自分の品物が今どうなっているのかも分からない。

そしてついに我慢できなくなった。

机の上のインターホンを押した。

「すみません、帰りたいので品物を返してください」

すると返ってきたのは、

「あと2分で終わります」

という言葉だった。

私は待った。

でも2分は過ぎた。

10分過ぎても誰も来ない。

さらに待つ。

時計を見る。

18時を回っていた。

店に入ってから2時間以上。

この頃には査定額よりも、
早く帰りたい気持ちの方が大きかった。

ようやく店員が戻ってきた。

そして査定結果を告げた。

私は耳を疑った。

10点以上のブランド品やジュエリー。

その査定額が、

たった2万円。

思わず聞き返した。

さらに追い打ちをかけるように言われた。

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「このネックレスはイミテーションですね」

私は驚いた。

なぜならそのネックレスは、
他店で8万円の査定が出ていたからだ。

もちろん売らなかった。

品物を返してもらい、
その場を離れた。

外へ出た瞬間、

ようやく息ができた気がした。

後日、
別の買取店へ持ち込んだ。

すると査定額はまるで違った。

ネックレスも本物として評価された。

あの日思った。

一番怖かったのは、
査定額が安かったことではない。

帰りたいと言っているのに、
なかなか帰れないあの空気。

断りづらくなるまで待たされる感覚。

それが本当に怖かった。

だからこれから買取査定へ行く人には伝えたい。

もし少しでも違和感を覚えたら、

「もう帰ります」

と早めに言ってほしい。

そして可能なら、

一人ではなく誰かと一緒に行ってほしい。

査定額は店によって大きく変わる。

でも時間と安心は、
一度失うと取り戻せないのだから。

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