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カーシェア返却に行ったら専用スペースに無関係の車→仕方なく前に停めて返却した結果…
2026/03/12

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カーシェアを使っていて、人生で一番「は?」と思った出来事がある。

その日、私は出張帰りで地方の駅にいた。東京行きの新幹線まで、残り40分。

駅前のカーシェアで借りていた車を、指定の駐車場に返却するだけだった。

正直、余裕だと思っていた。

しかし駐車場に入った瞬間、嫌な予感がした。

「……え?」

そこに停まっていたのは、カーシェアの車ではなかった。

普通の車だった。

しかもナンバーは「に」ナンバー。

カーシェアの車は普通 「わ」ナンバー だ。

つまり――

完全に関係ない車が停まっている。

しかもその車、やけに堂々と停まっていた。

駐車スペースの真ん中にきれいに収まり、さらに 車止めまで置いてある。

一瞬、頭が真っ白になった。

ここはカーシェア専用スペースだ。

契約者しか停められないはず。

なのに、普通の車が普通に停まっている。

私はスマホを見た。

アプリの返却画面。

「指定のステーションに返却してください」

と表示されている。

つまりここに停めないと、返却完了にならない。

私は時計を見た。

新幹線まで 35分。

周りを見た。

空きスペースはない。

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満車だった。

私は仕方なくサポートセンターに電話した。

事情を説明した。

「指定のスペースに、関係ない車が停まっています」

するとオペレーターは言った。

「申し訳ありませんが、障がい者スペースなどには停めないでください」

私は言った。

「それは分かってます」

「でもここ満車です」

オペレーターは淡々と言った。

「お客様の方で空いている駐車スペースを探して停めてください」

私は言った。

「それだと返却できませんよね?」

オペレーターは少し沈黙して、

「その場合は別途ご相談になります」

と言った。

私は時計を見た。

新幹線まで30分。

もし返却できなければ――延長料金。

最悪、新幹線にも間に合わない。

私は周りを見た。

そして、あることに気づいた。

その迷惑車両の前。

スペースがギリギリ空いている。

私は車を動かした。

ゆっくりと。

その迷惑車両の前に――

ピッタリ停めた。

完全に出られない位置。

そしてアプリで返却操作。

返却完了。

私はそのまま駅へ向かった。

新幹線には無事間に合った。

これで終わりだと思っていた。

しかし翌日。

カーシェア会社から電話が来た。

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「昨日の件ですが…」

「駐車していた車の持ち主から連絡がありまして」

私は聞いた。

「何ですか?」

オペレーターは言った。

「車が出られなかったため、損害が出たと…」

「お客様に責任がある可能性が――」

そこで私は言った。

「ちょっと待ってください」

「私は指定のステーションに返却しましたよね?」

オペレーターは黙った。

私は続けた。

「専用スペースに関係ない車が停まっていた」

「それをサポートに相談した」

「そして私は返却処理を完了している」

「つまり契約上、問題ありませんよね?」

電話の向こうで沈黙が流れた。

そしてオペレーターは言った。

「……確認いたします」

数秒後。

「お客様の返却手続きは正常に完了しております」

私は言った。

「じゃあ私には関係ないですね」

オペレーターは小さく言った。

「はい……」

電話を切ったあと、私は思った。

専用スペースに勝手に停める人間も迷惑だが、

一番怖いのは責任を押し付けようとする会社だ。

でも今回だけは違った。

私はルール通りに返却した。

だから最後に困ることになったのは――

あの迷惑車の持ち主の方だった。

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