前を走っていた青いトラックを見た瞬間、私はまた嫌な予感がした。
大きな車体。
会社名らしき文字。
その運転席の窓が、少し開いていた。
渋滞気味の道路で、車はのろのろ進んでいた。
私はその後ろを走っていた。
最初は、ただの配送トラックだと思っていた。
仕事中の人だ。
暑いのか、窓を開けているだけだろう。
そう思っていた。
でも、私はその車を前にも見ていた。
そしてその時も、車内からゴミが外へ捨てられた。
あまりに自然な動きだった。
まるで灰皿に捨てるみたいに、道路へポイ。
その光景が頭に残っていた。
だから今回は、念のためスマホの録画を回した。
「まさか、またやらないよね」
そう思いながら。
けれど、嫌な予感ほどよく当たる。
運転席の男が、窓から腕を出した。
手には飲み終わったらしきコーヒーの容器。
次の瞬間。
ぽいっ。
道路に投げた。
あまりにも迷いがなかった。
私は思わず声が出た。
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