新幹線の 指定席で仕事をしていた。
パソコンを開き、電源をつなぎ、ようやく集中できたと思った瞬間——
画面が、真っ暗になった。
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
次の瞬間、背後から聞こえた声で理解した。
「邪魔なんだよ」
振り返ると、後から乗ってきた窓側の男性が、
何の断りもなく、私のコンセントを引き抜いていた。
正直、その時点でかなり嫌な予感がした。
彼は平然とこう言った。
「電源使いたいなら、窓側に座るべきでしょ?」
「指定席なんだから、先に来たとか後とか、関係ないから」
一瞬、言葉が出なかった。
先来後到は関係ない?
じゃあ、人に声をかける必要もない?
勝手に触っていい?
頭の中で、違和感が一気に膨らんだ。
私は怒鳴らなかった。
ただ、「もし邪魔なら、一言言ってもらえれば」と伝えた。
でも彼は聞く耳を持たなかった。
その態度が、正直一番怖かった。
後から知ったのは、
この出来事をネットに書いたことで、
本当の戦場は車内じゃなく、コメント欄だったということだ。
「あなたがおかしい」
「通路側でコンセント使うのは非常識」
「窓側の人が来たら、黙って抜くのが礼儀」
驚いたのは、その“断定の強さ”だった。
まるで最初から結論が決まっていて、
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