「俺、2分で戻るから」
スーパー入口いちばん近い身障者スペースに、黒いゲレンデが斜めに突っ込んできた。しかも枠が広いのに、線の中にすら入ってない。ドアをバンッ!と閉めて、そのまま店内へ。😮💨
身障者マーク?当然ナシ。
その瞬間、横の父(75歳)が小さく言った。
「いいよ、遠い所で…」
……“遠い所で”って、簡単に言うけど。
杖の日もあれば、車椅子の日もある。歩ける日でも、無理したら翌日が崩れる。入口までの数十メートルが、今日は“壁”になる。
腹が煮えた。けど私は怒鳴らない。
怒鳴ったら相手の土俵。私はもっと確実に、気持ちよく勝つ。
やったのは、たった3つ。
①タイマー開始(00:00)
②「身障者スペースの表示」「斜め駐車の状態」を撮影(ナンバーは撮らない)
③サービスカウンターへ直行
「身障者スペースが占有されていて、車椅子の降車ができません。対応お願いします」
店員さんの顔が変わった。驚きじゃない。“またか”の顔。
「承知しました。すぐ対応します」
店内放送が流れた。
「身障者駐車スペースにお停めのお車、至急ご移動をお願いします」
もう一回。さらにもう一回。
タイマーは静かに増えていく。
02:00、05:00、10:00……。
“2分”は、20分になった。🔥
父は結局、遠い場所からゆっくり入口へ。段差を避けて、息を整えながら。
私は横で支えつつ、心の中でずっと思ってた。
あなたの“ちょっとだけ”が、うちの“しんどい”なんだよ。
やっと車主が戻ってきた。買い物袋ぶら下げて、悪びれもせず一言。
「ちょっと停めただけだろ。大げさ」
私はタイマー画面を見せた。
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