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「お釣りいらないです」って言っただけなのに運転手「ええ!?本当に!?」…夜の車内で背中が凍った“最悪の疑い”とは
2026/01/27

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夜のタクシーって、車内の明かりだけが頼りで。
外は暗いし、財布の中も暗いし、たまに自分の判断すら暗い。

昨日それを、心臓で思い知った。

料金はたぶん800円台。
私はポケットから千円札を出して、運転手さんに渡した。
お釣りは200円ちょいくらいだな、って計算して——

降り際、いつもの軽いノリで言った。

「お釣りいらないです」

…その瞬間。

「ええ!?いいんですか!?ありがとうございます!!」

運転手さんが、びっくりするほど大きな声で言った。
いや、声だけじゃない。
声の“温度”が違った。うれしさがあふれて、今にも泣きそうな勢いの「ありがとうございます」。

私はその場で、固まった。

え、待って。

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200円くらいで、ここまで驚く?
もちろん、喜んでもらえるのはうれしい。
でも、この反応は…うれしいというより、“事件”のテンション。

車のドアを半分閉めた状態で、脳内警報が鳴った。

(私、千円じゃなくて…一万円出してない?)

冷や汗って、本当に背中を伝うんだね。
あの瞬間、体の温度だけが下がった。

いったん歩き出したのに、二歩で止まった。
財布を開く。暗い。指が震える。
お札の並びを見る。
……なんか、減ってる気がする。

「いや、気のせいだよね」って自分に言い聞かせながら、もう一回数える。

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でも、さっきまで入ってた“気配”の札がない。

夜の車内。
新札って、くっつく。
あの感触。
渡した時、少し厚かった気もする。

頭の中で、最悪の未来が走馬灯みたいに流れた。

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