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「一台で二台分使うつもり?」駐車枠を堂々とはみ出す赤い車にモヤモヤした私。黙って証拠写真を集めたら、翌日まさかの展開に…
2026/07/08

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会社の窓から見える駐車場に、ずっと気になる赤い車がありました。

最初に見た時は、ただの停め間違いだと思いました。

少し急いでいたのかもしれない。

運転が苦手なのかもしれない。

そう思って、最初は流しました。

でも翌日も、その車は同じように停まっていました。

黄色い車線をまたぐように、堂々と斜めに。

そしてその次の日も。

さらにその次の日も。

一台分のスペースに収まる気なんて、最初からないような停め方でした。

正直、私には直接の被害はありません。

私の車が出せないわけでもないし、私がその駐車場を使っているわけでもありません。

でも、毎日会社の窓からそれを見るたびに、なぜか胸の奥がムカムカしました。

他の車は、きちんと線の中に停めている。

狭くても、何度も切り返して、ちゃんと周りに気を使っている。

なのにその赤い車だけは、まるでそこが自分専用の広い駐車場みたいに、線をまたいで停まっているのです。

ある日、同僚にその話をしました。

「またあの赤い車、変な停め方してる」

すると同僚は笑って言いました。

「まあ、あなたに実害ないなら放っておけば?」

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たしかに、その通りです。

でも私は、どうしても納得できませんでした。

迷惑って、直接ぶつけられた時だけ迷惑なのでしょうか。

誰かがルールを破って、他の人が少しずつ我慢している状態も、十分迷惑だと思いました。

その日から、私は何も言わずに写真を撮ることにしました。

一日目。

赤い車は、左側の黄色い線を完全に踏んでいました。

二日目。

今度は後ろの車がかなり停めにくそうな位置でした。

三日目。

相変わらず、車体の角度はおかしいまま。

四日目。

もう偶然とは言えない停め方でした。

私は写真に日付と時間が分かるようにして、毎日同じ場所から撮りました。

感情的な言葉は入れません。

「ひどい」

「ムカつく」

「非常識」

そういう言葉は、全部飲み込みました。

代わりに、事実だけを並べました。

同一車両が複数日にわたり、駐車枠をまたいで停車していること。

隣接する車両の駐車に影響が出る可能性があること。

車線が確認できる写真があること。

そして、それを駐車場の管理会社に送りました。

送信ボタンを押した瞬間、少しだけスッキリしました。

別に大ごとにしたいわけではありません。

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ただ、誰かが一度は見てほしかったのです。

すると翌日。

いつものように会社の窓から下を見ると、赤い車のフロントガラスに白い紙が貼られていました。

警告通知でした。

私は思わず窓に近づきました。

内容までは読めません。

でも、それが管理会社からの注意であることはすぐに分かりました。

さらにその翌日、駐車場の横に新しい案内板が立っていました。

「駐車枠内に正しく停車してください」

「枠外駐車・迷惑駐車は管理会社へご連絡ください」

それを見た瞬間、心の中で小さくガッツポーズしました。

そして一番爽快だったのは、その後です。

数日後、また赤い車が来ました。

私は反射的に窓の外を見ました。

すると、その車は驚くほどきれいに枠内へ停まっていました。

前も後ろも、左右も、きっちり線の内側。

まるで教習所の駐車練習みたいな完璧さでした。

私は思わず笑ってしまいました。

なんだ。

できるんじゃない。

できないんじゃなくて、今までやらなかっただけ。

誰にも何も言われないと思って、好き勝手に停めていただけだったのです。

その後、赤い車が線をまたいで停まることはなくなりました。

同僚が窓の外を見ながら言いました。

「あれ?あの車、ちゃんと停めるようになったね」

私は何も言わずに笑いました。

怒鳴らなくてもいい。

直接注意しなくてもいい。

相手が逆ギレする場面に巻き込まれる必要もない。

写真を撮って、記録を残して、管理する立場の人に伝える。

それだけで、変わることもあります。

小さなルール違反を見て見ぬふりすると、やった人だけが得をします。

でも一度きちんと指摘されると、急に“できる人”になる。

あの赤い車を見て、私ははっきり思いました。

非常識な人ほど、注意されるまで自分の非常識を「問題ない」と思っている。

だからこそ、黙って我慢するより、静かに証拠を残す方が強いのです。

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