「うなぎ食べ放題2980円」を見つけて友達と行ってきたんだけど、まじで最悪だった。
「うなぎが2980円で食べ放題!?安すぎ!」
「行くしかないでしょ!」
友達と、意気揚々と向かった。
席について、メニューを開いた。
そこで、小さい文字に気づいた。
「食べ放題は、ご飯・お吸い物・お新香込み。うなぎは別皿でご提供。」
「まあ、普通だよね。」
注文して、最初のうなぎが来た。
思ったより、小さかった。
「一口サイズだね。」
「まあ、食べ放題だし。おかわりすればいいじゃん。」
「おかわりお願いします!」
「かしこまりました。次のうなぎは、焼き上げますので、15分ほどお待ちを。」
「15分?」
「1枚ずつ焼いてるので。」
来たメニューの端にまた小さい文字。
「うなぎは注文後に焼き上げるため、提供に15〜20分いただきます。」
つまりこういうことだった。
1枚食べて次まで20分。
90分制だから、頑張っても4枚くらい。
「これ、実質うな重1人前くらいの量じゃない?」
「かもね。」
決して嘘はついてない。
食べ放題では、ある。
でも、「たくさん食べられる」わけじゃなかった。
3枚目を頼んだ時。
「申し訳ございません、本日分のうなぎが、残りわずかでして。」
「え、まだ2枚しか食べてないよ。」
「数量限定とさせていただいてまして。」
これも、メニューの隅に書いてあった。
「うなぎは数量限定。なくなり次第、終了。」
全部小さい文字で逃げ道が作ってあった。
結局、2人でうなぎ2枚ずつ。
2980円ずつ。
「1枚1490円のうなぎ、食べに来たみたいだね。」
「しかも、小さいやつ。」
嘘は、ついてない。
「食べ放題」の看板も、間違ってはいない。
でも、「お得に、いっぱい食べられる」と思って来た客は全員モヤモヤして帰る。
店を出て、2人で顔を見合わせた。
「これ、怒っていいのかな。」
「怒りにくいんだよね。ちゃんと、書いてあるから。」
そこが一番腹が立った。
嘘じゃないけど、誠実でもない。
「小さい文字」に全部が詰まっていた。
安さに釣られる前に、その安さの理由を、考えるべきだった。
勉強代、2980円。
うなぎより、教訓の方がよく味わえた。
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