郵便受けに厚みのある封筒。
何気なく手に取った瞬間、嫌な予感がした。
「またか…」
私は深呼吸し、封を切る。
中から出てきたのは、国民健康保険料の通知書。
目を凝らす。
数字が飛び込んできた瞬間、息が止まる。
「104万円…?」
思わず声が出る。
104万円。
一年分の保険料。
額面を見ただけで、血の気が引く。
テーブルに通知書を置き、両手で額を押さえる。
頭の中が真っ白になる。
「どうやって払えというのか」
財布を確認するが、貯金だけでは到底足りない。
周囲を見渡す。
部屋はいつも通り、窓からは朝の光が差し込む。
しかし、光は私の心を温めるどころか、数字の重さをさらに際立たせる。
「104万円…現実だとは信じたくない」
過去の支払い記録を思い出す。
月々の支払いも大きかったが、まさか一年分でこれほどの金額になるとは。
「国民健康保険って、これほどまでに重いのか」
ため息が止まらない。
私は椅子に深く座り、頭を抱える。
脳裏に浮かぶのは、生活費、家賃、食費、子どもの教育費。
どれも大事で、どれも削れない。
「104万円…どうやって分割してもキツすぎる」
通知書をもう一度見直す。
期ごとの納期が並んでいる。
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