昨日、ちょっと奮発した。
100g1350円のすき焼き用牛肉。
家族で食べようと思って、
思い切って1kg頼んだ。
「同じ種類でお願いします」
ちゃんとそう伝えた。
届いたとき、最初は嬉しかった。
でも——
パックを開けた瞬間、手が止まった。
半分が、明らかに茶色。
「え?」
どう見ても違う。
赤い肉と、茶色い肉。
同じ商品とは思えなかった。
「これ…交換してもらえないかな」
私はすぐにお店に連絡した。
でも返ってきたのは——
「個体差です」
「どちらも同じ商品ですので交換はできません」
あっさりだった。
「いや、でも見た目が全然違うんですが」
「品質に問題はありません」
話にならない。
そのやり取りを見ていた夫が、横から言った。
「もういいじゃん」
「そんな細かいことでクレームとか恥ずかしいよ」
一瞬、言葉を失った。
「恥ずかしい?」
「だってさ、同じ肉って言われてるんだし」
「クレーマーみたいになるだけだよ」
「それにそのくらいで騒ぐの、正直みっともない」
——そこまで言う?
お金払ってるの、こっちなんだけど。
しかも1kg。
安くない。
私は静かにスマホを取り上げた。
「じゃあいい」
「交換しなくていいから」
夫がホッとした顔をした。
でも——
次の瞬間。
「返金してもらうね」
空気が止まった。
「は?」
「いや、やめとけって」
「マジで恥ずかしいから」
無視した。
私はそのまま、別の窓口に連絡した。
消費者センター。
状況を説明して、
写真も送った。
すると——
担当者の反応は全く違った。
「これは説明不足ですね」
「同一商品として販売する場合、見た目の差が大きい場合は事前説明が必要になるケースです」
その一言で、流れが変わった。
その後、店に再度連絡。
今度は——
「返金対応させていただきます」
あっさりだった。
さっきまでの強気はどこいった?
私は何も言わなかった。
ただ、事実だけで押した。
夫は黙っていた。
さっきまで「恥ずかしい」と言っていたのに。
夕方。
返金完了の連絡が来た。
私はその画面を、夫に見せた。
何も言わなかった。
でも——
少しだけ、スッとした。
別に、肉の問題じゃない。
「同じ」と言い張られたこと
「我慢しろ」と言われたこと
それが納得できなかっただけ。
ちゃんと声を上げれば、
ちゃんと変わることもある。
これ、どう思う?
気にせず食べる?
それとも——
ちゃんと声、上げる?
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