「え、その手袋でそのまま商品触るの?」
映像を見た瞬間、思わずそう感じた人は少なくないかもしれない。
日本橋のイタリア展で撮影されたとされる、あるフォカッチャ店の動画がSNS上で話題になっている。
映っていたのは、店内で作業しているスタッフらしき女性。黒いビニール手袋をつけたまま、食べ物を口に運んでいるように見える場面だった。
問題は、食べていることそのものではない。
飲食店で味見をすることはある。
新商品を確認することもある。
催事場で限定メニューを紹介するために、スタッフが実際に食べて見せることもある。
ただ、多くの人が引っかかったのはそこではなかった。
「その手袋、食品を扱うためのものじゃないの?」
「口につけたあと、ちゃんと替えたの?」
「客の見える場所でやることじゃないと思う」
そんな声が広がった理由は、ビニール手袋が“清潔に見せるためのもの”だからだ。
手袋をしている店員を見ると、客は無意識に安心する。
素手で触っていない。
衛生管理されている。
ちゃんとしている店なんだろう。
そう思うからこそ、その手袋が口元に触れる場面を見ると、一気に不安になる。
仮に、その後すぐに手袋を交換していたとしても、映像だけを見た人にはそこまで分からない。
ましてや催事場のように、多くの客が行き交う場所では、店側の一つひとつの動きがそのまま印象になる。
「裏ではちゃんとやってます」
そう言われても、客が見たのは“手袋をしたまま食べている姿”だ。
飲食店にとって、衛生面は味と同じくらい大事な信用の部分だと思う。
どれだけ美味しそうでも、どれだけ人気店でも、
「この商品、本当に大丈夫かな」
と一度思われたら、客の気持ちは簡単には戻らない。
一方で、別の見方もある。
「これだけで叩くのは早すぎる」
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