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「僕も疲れてるんで」妊娠8か月の私が産婦人科の待合室で立っているのに、椅子を占領していたのは付き添いの男性たち。勇気を出して声をかけても無視され、私はそのまま受付へ向かった…看護師長がマイクを取った瞬間、空気が変わった
2026/06/23

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今日、産婦人科の待合室で、私はしばらく言葉を失った。

妊娠八か月でお腹はかなり大きく、歩くだけでも腰に重さがくる時期だった。

それでも定期健診だから仕方ないと思って、朝から準備して病院へ向かった。

受付を済ませて待合室に入った瞬間、私は思わず足を止めた。

椅子はほとんど埋まっていた。

けれど、座っている人の中には、明らかに付き添いで来ている男性が何人もいた。

スマホを見ている人。

腕を組んで目を閉じている人。

足を広げて座っている人。

その横で、私と同じようにお腹の大きい妊婦さんが数人、壁際に立っていた。

私は一瞬、自分の目を疑った。

ここは産婦人科だよね。

付き添いの休憩所じゃないよね。

そう思いながらも、最初は黙って立っていた。

診察まで少しなら我慢できると思ったからだ。

でも、五分、十分と時間が過ぎるうちに、腰がじわじわ痛くなってきた。

足もむくんできて、立っているだけで呼吸が浅くなる。

壁に手をつきながら、私は何度も座れる場所を探した。

けれど、空いている椅子はない。

目の前の男性は、スマホを見たまま顔すら上げなかった。

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その隣には、お腹の大きな奥さんらしき女性が立っていた。

彼女も少しつらそうな顔をしていた。

私はさすがに見ていられなくなった。

「すみません。」

私はできるだけ穏やかに声をかけた。

「妊婦さんが何人か立っているので、少し席を譲っていただけませんか?」

すると、その男性はちらっと私を見ただけで、またスマホに目を戻した。

そして、面倒くさそうに言った。

「僕も疲れてるんで。」

その一言で、周りの空気が固まった。

私は一瞬、聞き間違いかと思った。

でも彼は本当にそう言った。

付き添いで来て、妊婦の奥さんを立たせたまま、自分は椅子に座って「僕も疲れてる」と言ったのだ。

隣にいた別の男性も、こちらを見て少し笑った。

まるで、私が大げさなことを言っているみたいな顔だった。

私はもう、その場で言い合う気にはなれなかった。

こういう人に直接お願いしても、たぶん通じない。

だから私はゆっくり受付まで歩いた。

受付の女性に声をかけた。

「すみません、待合室の椅子についてお願いがあります。」

受付の方は丁寧に顔を上げてくれた。

私は待合室を指さして言った。

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「今、妊婦が何人も立っていて、付き添いの男性が座っています。」

「ここは産婦人科ですよね。」

「付き添いの方が座ること自体は悪くないと思います。」

「でも、妊婦本人が立っている状態は、さすがにおかしくないですか?」

受付の方は少し困った顔をした。

「こちらから強くお願いするのは、なかなか……。」

その瞬間、私の中で何かが切れた。

私は声を荒げずに、でもはっきり言った。

「では、妊婦が倒れてから対応するんですか?」

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