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「番号でお願いします」にキレた客、レジ待ちの一言で黙った
2026/05/04

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コンビニでレジ待ちをしていた時のこと。

前に並んでいたおじさんが、若い店員さんに向かって、少し強めの声で言った。

「セッター、セッター」

店員さんは一瞬だけ棚の方を見て、それから丁寧に返した。

「すみません、番号でお願いします」

たばこを買う時によくあるやり取りだ。
銘柄名で通じる店もあるし、番号で言うようにお願いしている店もある。
特に今は種類も多いし、似たような名前の商品も多い。
番号で言った方が早いし、間違いも少ない。

普通なら、そこで番号を言えば終わる話だった。

でも、そのおじさんは急に不機嫌になった。

「セッターもわかんねぇのかよ、ガキがよ」

店員さんの手が止まった。
顔は笑おうとしているけど、明らかに困っている。

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それでも声を荒げるわけでもなく、もう一度だけ言った。

「申し訳ありません、番号でお願いできますか」

するとおじさんは、そこから説教を始めた。

「昔はな、そんなもん言わなくても通じたんだよ」
「コンビニで働いてて、それくらい覚えとけよ」
「最近の若いのは本当に使えねぇな」

後ろに並んでいる人たちの空気が、だんだん重くなっていく。
誰も何も言わない。
店員さんも謝るしかない。
でも、レジは止まったまま。

僕も最初は我慢していた。
正直、早く買って帰りたかった。
たばこの名前が通じるか通じないかなんて、こちらには関係ない。

でも、若い店員さんが何度も頭を下げているのを見て、さすがに腹が立った。

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だから、おじさんに聞いた。

「セッターですか?」

おじさんは、少し得意げにこっちを見た。

「そうだよ。こいつがセッターもわかんねぇんだよ」

僕は言った。

「番号で言わない理由はなんですか?」

おじさんは一瞬、黙った。
そして、すぐに言い返してきた。

「セッターでわかるだろ」

僕はもう一度、同じことを聞いた。

「番号で言わない理由はなんですか?」

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