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“これは制度なので”と冷たく切り捨てられた私→国民健康保険4万8700円の請求に耐えられず“じゃあ私たちはどう生きればいいの?”と問い詰めた結果、窓口の空気が凍りついた…
2026/06/15

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「“月4万8700円です。国民健康保険料になります”——その一言を聞いた瞬間、私は本気で耳を疑った。」

年収300万円以下の私にとって、それは冗談みたいな金額だった。
毎月4万8700円。年間にすると約48万円。
ただ生きているだけで、収入の大きな一部が消えていく現実。

紙を見た瞬間、手が止まった。
「……これ、本当に合ってますか?」

そう聞いた私に、窓口の人は表情を変えずに言った。

「制度ですので」

その一言で、すべてが切り捨てられた気がした。

制度。
それは便利な言葉だと思った。
誰も責任を持たずに、人を追い詰めるための言葉のように聞こえた。

私はその場で息を飲んで、必死に言い返した。

「この金額を払ったら、生活できないです。

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食べていけないんです」

しかし返ってきたのは同じ言葉だった。

「決まりですので」

その瞬間、私は理解した。
ここでは“困っていること”は理由にならない。

帰り道、手の中の通知書がやけに重かった。
ただの紙なのに、まるで生活そのものを削られているようだった。

その夜、私は初めて本気で調べ始めた。
国民健康保険の計算方法、減免制度、所得区分、必要書類。

そして翌日、私はもう一度市役所に行った。

今度は感情ではなく、準備をして。

「減免申請をします。所得証明書も提出します。制度上の再確認もお願いします」

窓口の空気が少し変わった。

それでも相手は淡々としていた。
「申請はできますが、変わるとは限りませんよ」

私は静かに言った。

「それでも構いません。正しい計算かどうかを確認したいだけです」

そこからは、淡々とした手続きの連続だった。

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書類、確認、再提出。
一見ただの事務作業。

でも私にとっては、“自分の生活を取り戻す戦い”だった。

途中、区分の再確認で時間が止まったようになった瞬間があった。
担当者が何度も資料を見返し、言葉を選ぶようにして言った。

「……一部、所得区分の反映に見直しの可能性があります」

その瞬間、空気が変わった。

後日、通知が届いた。

「国民健康保険料の再算定結果について」

そこには、金額の大幅な減額と、過払い分の返金が記載されていた。

私はしばらく、その紙を見つめたまま動けなかった。

さらに数日後、市役所から一本の電話があった。

「今回の件につきまして、確認不足がありました。お詫び申し上げます」

その言葉を聞いた瞬間、胸の中の何かが静かに崩れた。

あのとき“制度です”で終わった話は、
ただ終わっていただけで、正しかったわけではなかった。

誰かの沈黙の中で、生活は簡単に追い詰められる。
でも同時に、きちんと向き合えば変わる現実もある。

私は通知書をそっと机に置いた。

あの日の「どうやって生きればいいのか」という絶望は、
今はもう少しだけ軽くなっている。

そして私は知った。

声を上げなければ、何も変わらない。

でも声を上げれば、変わることもある。

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