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「お客様の勘違いでは?」いつもの薬局でポイントカードを出したのに、レシートの会員番号は毎回知らない“4306”。私が4枚の証拠をカウンターに並べ、「なぜ全部同じ番号?」と聞いた結果…
2026/07/02

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最初に違和感を覚えたのは、何気なく見たレシートだった。

いつもの薬局で、洗剤と風邪薬を買っただけ。

会計の時には、ちゃんと自分のポイントカードを出した。

店員さんもいつも通りで、「ポイントお付けしますね」と笑っていた。

でも帰宅してレシートを見た瞬間、手が止まった。

会員番号の下4桁が、私の番号じゃない。

私の番号は8621。

でもレシートに印字されていたのは4306。

最初は見間違いだと思った。

もう一度見た。

何度見ても、4306。

しかも累計ポイントが、思っていたより少ない。

背中がすっと冷たくなった。

カードはずっと財布の中にある。

家族にも貸していない。

誰かが私のポイントを使ったのか。

それとも、情報が漏れているのか。

怖くなって、すぐ店に電話した。

「レシートの会員番号が違うんですが」

電話に出た店員は、少し間を置いてから言った。

「ああ、システムの表示がたまにそうなることがあります。特に問題ないと思いますよ」

その軽い言い方に、少しだけ安心しかけた。

でも、なぜか胸のざわつきが消えなかった。

翌日、私は引き出しに入れていた過去のレシートを全部出した。

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同じ薬局のものだけを並べた。

すると、出てきた。

一枚だけじゃない。

二枚目にも4306。

三枚目にも4306。

四枚目にも4306。

日付はバラバラ。

でも、時間帯はだいたい同じ。

そして担当していたレジも、ほぼ同じだった。

私は一気に冷静になった。

これは偶然じゃない。

私は4枚のレシートをスマホで撮影した。

会員番号。

購入時刻。

金額。

付与ポイント。

累計ポイント。

全部赤ペンで印をつけた。

そして、もう一度その店へ行った。

ちょうど同じ店員がいた。

私はレジに行き、レシートを一枚出した。

「この会員番号、私のものではありません」

店員は一瞬だけ目を泳がせた。

でもすぐに笑った。

「お客様の勘違いではないですか?」

私は二枚目を置いた。

「これも違います」

三枚目を置いた。

「これも」

四枚目を置いた。

「これも全部、4306です」

その瞬間、店員の顔色が変わった。

さっきまでの笑顔が、消えた。

「たまたま……機械の不具合かもしれません」

私は言った。

「機械の不具合が、毎回同じ番号にだけ出るんですか?」

店員は黙った。

私は続けた。

「店長さんを呼んでください」

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しばらくして、店長が出てきた。

最初は穏やかに対応していたけれど、4枚のレシートを見た瞬間、表情が硬くなった。

私は淡々と説明した。

「私の会員番号は8621です」

「でも、複数回4306が印字されています」

「同じ店舗、近い時間帯、同じレジです」

「システムエラーなら、なぜ毎回同じ番号になるのか確認してください」

店長は奥へ入り、バックヤードで確認を始めた。

その間、店員は目を合わせなかった。

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