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「自由席って、自由に三席使って寝ていい席でしたっけ?」東北新幹線で一人の女性が三列シートを完全ベッド化。上野、大宮と乗客が増えても動かず、声をかけた私を睨んでまた寝たので、乗務員さんを呼んだ結果…
2026/06/25

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「自由席って、自由に三席使って寝ていい席じゃないですよね?」

東北新幹線に乗った瞬間、私は思わず足を止めました。

指定席が満席で取れず、その日は仕方なく自由席へ向かいました。

早めに並んだから、運がよければ座れるかもしれない。

そんな淡い期待を持って車内に入ったのですが、目に飛び込んできた光景に言葉を失いました。

三列シートを、一人の女性が完全にベッド化していたのです。

横向きに寝転び、頭の下には大きなバッグ。

残りの席には上着と荷物。

三人分の座席が、堂々と一人分の寝床になっていました。

東京を出たばかりの時は、まだ車内にも少し余裕がありました。

周りの人も「うわ……」という顔はしていましたが、誰も何も言いません。

私も最初は、体調が悪いのかもしれないと思いました。

本当に具合が悪いなら、責める話ではありません。

でも、上野に着くと状況は変わりました。

乗客が一気に増え、通路に立つ人が出始めました。

大きな荷物を抱えた人。

小さな子どもを連れた人。

年配の方。

みんな座席を探しているのに、目の前には三席分の“使えない席”がある。

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空いているように見えるのに、誰も座れない。

その異様な空気が、車内にじわじわ広がっていきました。

さらに大宮に着くと、通路はかなり混み合ってきました。

立っている人同士の肩が触れそうなほどで、少し揺れるだけでも危ない状態です。

それでも、その女性は動きません。

寝返りを打つこともなく、まるでここは自分の部屋だと言わんばかりに横になったまま。

私はしばらく迷いました。

声をかけて揉めたら嫌だ。

周りから「余計なことをする人」と思われたらどうしよう。

でも、目の前で年配の方が吊り革につかまりながら揺れているのを見て、さすがに黙っていられなくなりました。

私はできるだけ角が立たないように、静かに声をかけました。

「すみません、具合が悪いんですか?大丈夫ですか?」

すると女性は、片目だけをゆっくり開けました。

そして、私をじろっと睨みました。

何か短く言いましたが、聞き取れませんでした。

次の瞬間、また目を閉じました。

謝罪もなし。

説明もなし。

荷物をどかす気配もなし。

まるで「何を言っているの?」とでも言いたげな態度でした。

その瞬間、周りの空気がピリッと固まりました。

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みんな見ています。

でも、誰も言いません。

小さな声で「さすがにね……」とつぶやく人もいました。

でも、その声は本人には届きません。

私はそこで、これ以上本人と話しても無理だと判断しました。

感情的に言い合いになれば、こちらが悪者にされるかもしれません。

だから私は、少し大きめの声で言いました。

「通路も危ないので、乗務員さんを呼んできますね」

すると近くにいた男性が、小さくうなずきました。

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