「フリータイムでお得です」と言われて入ったのに、会計が14,000円を超えた。
正直、意味が分からなかった。
今日、まねきねこ(名駅4丁目)に4人で入った。
春休みで少し混んでいたけど、店員さんに言われたのは一言。
「フリータイムありますよ」
それだけ。
フリータイムって聞けば、普通はこう思う。
長くいても定額で、お得。
だから、そのまま入った。
入室は15時過ぎ。
子どもは18時前に帰った。
体感としては、そこまで長時間でもない。
せいぜい数千円だろうと思っていた。
そして会計。
「14,020円になります」
一瞬、聞き間違えたかと思った。
レシートを見直す。
・室料 10,890円
・オプション 2,200円
・その他 930円
合計 14,020円
「すみません、これフリータイムですよね?」
確認すると、店員さんは落ち着いた様子で答えた。
「はい、春休み料金でのフリータイムになります」
ここまではいい。
でも、疑問は残る。
「子ども、途中で帰っているんですが…」
「入室時の人数での計算になります」
つまり。
・春休みで単価が上がっている
・人数×時間で積み上がる
・途中退室は関係ない
仕組みとしては理解できる。
でも。
説明は、なかった。
「フリータイムありますよ」だけで、
この金額を想像できる人は、どれくらいいるだろう。
少しだけ、周りの視線が集まっているのを感じた。
同じように会計を待っている人たちも、
こちらのやり取りを聞いている。
私は、声を荒げなかった。
その代わり、ゆっくりと言った。
「フリータイム=お得、と誰もが思いますよね?」
店員さんの動きが、少し止まる。
「それを利用して、説明なしに高額になる仕組みだとしたら、
あまり良いとは思えません」
空気が静かに変わる。
後ろに並んでいた人が、小さく頷いたのが見えた。
私は続けた。
「私は払います」
一度、はっきり区切る。
「ただ、この件は本部に共有させていただいてもいいですか?」
店員さんの表情が変わった。
「少々お待ちください」
そう言って、奥に下がる。
数分後。
店長が出てきた。
「本日はご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません」
頭を下げる。
私は何も言わず、待った。
「本来であれば、春休み料金について事前に説明すべきでした」
やっぱり、そうなんだと思った。
「今回に限りですが、こちらで調整させていただきます」
レシートを打ち直す。
提示された金額は、最初より下がっていた。
さらに。
「お詫びとして、こちらもお受け取りください」
小さなギフト券。
私は少しだけ迷ってから、受け取った。
「ありがとうございます」
それだけ言った。
店長はもう一度頭を下げて言った。
「今後は必ず料金説明を徹底いたします」
周りの空気が、完全に変わっていた。
誰も騒いでいない。
でも。
「ちゃんとした対応だね」
そんな空気だった。
店を出てから、少しだけ深呼吸した。
怒鳴ることもできた。
強く言うこともできた。
でも。
ああいう場所では、
冷静に言った方が伝わることもある。
フリータイム。
その言葉だけで判断していたのは、確かに自分のミスかもしれない。
でも。
説明する責任は、店側にもある。
今回、ちゃんと話してよかったと思う。
少なくとも。
次に同じ思いをする人は、減るはずだから。
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