タクシーって、乗る側からするとほんの数分から数十分の移動かもしれない。
でも、運転手にとってはそこが職場だ。
毎日何人もの客を乗せて、狭い車内を保ち、においも汚れもトラブルも全部その場で背負っている。
つまり、あの空間は「ちょっと借りるだけの場所」じゃない。
誰かが責任を持って維持している仕事場であり、次の客も使う共有空間でもある。
だから、本来なら車内飲食を止められた時点で話は終わるはずなんだ。
食べたい気持ちがあったとしても、「わかりました」で引けばいい。
それだけのことだと思う。
なのに、そこで返ってきたのが「ご飯くらいいいじゃん」という逆ギレだったとしたら、一気に話が変わる。
その言葉には、「あなたのルールより私の今の都合のほうが上」という感覚が透けて見えるからだ。
こういう時、よく出てくるのが「そのくらい厳しく言わなくても」「少し食べるくらい自由では?」という空気だ。
でも、その“少し”を決めるのは誰なんだろう。
においが残っても、シートにこぼれても、次の客が不快でも、掃除するのは運転手側だ。
もしその場で食べこぼしやトラブルが起きても、結局面倒をかぶるのは車を回している人間だ。
つまり、「それくらい」で済まされる負担は、いつも言った側じゃなく、言われた側に落ちる。
しかも厄介なのは、最近こういう場面で、ルールを守らせようとした側のほうが冷たい人みたいに見られやすいことだ。
注意した運転手が細かい。
客に寛容じゃない。
雰囲気を悪くした。
そんなふうに、境界線を守ろうとしたほうが責められる。
でも本当におかしいのはどっちなんだろう。
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引用元:https://twitter.com/buzz_video_buzz/status/2046456928575029435,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]