子ども3人が卒業した。
長かった。
本当に長かった。
制服を買い、靴を買い、給食費を払い、教材費を払い、受験のたびに眠れない夜を過ごした。
熱を出せば仕事を休み、弁当が必要なら朝早く起きた。
誰かが泣けば話を聞き、誰かが進路で迷えば一緒に悩んだ。
その間、元夫からの養育費はゼロ。
一度も。
本当に一度もなかった。
もちろん、最初は連絡した。
「今月だけでも」
「子どものためだから」
「せめて学校に必要な分だけでも」
何度も頼んだ。
でも返ってくるのは、言い訳ばかりだった。
仕事が不安定。
今は余裕がない。
自分も生活が苦しい。
落ち着いたら払う。
その“落ち着いたら”は、6年間一度も来なかった。
だから、もう期待しないようにしていた。
期待すると腹が立つ。
腹が立つと疲れる。
疲れると、子どもたちの前で笑えなくなる。
だから私は、元夫を心の中で「いないもの」として扱ってきた。
それでも、卒業だけは知らせた。
子どもたちの人生の節目だから。
父親として、知っておく権利くらいはあると思ったから。
すると元夫は言った。
「今できる分のお祝いを渡す」
正直、少しだけ驚いた。
もしかして、やっと何か感じたのか。
6年遅れでも、子どもたちに何かしてあげたいと思ったのか。
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