出産まで、もうあと少しだったはずです。
お腹の中で大きくなっていくわが子に名前を考え、会える日を待ち、家族として迎える準備をしていた。
妊娠9か月。
「まだ人ではない」なんて、とても言えない時期です。
家族にとっては、もうとっくに“いる”命だったと思います。
けれど、その当たり前を、一瞬で壊す事故が起きた。
妊婦さんは交通事故で命を落とし、緊急帝王切開で赤ちゃんは生まれた。
助かった。
でも、何も元には戻らなかった。
赤ちゃんには重い障害が残り、遺族はその後もずっと介護を続けているという。
事故は一日で終わったのかもしれない。
でも、この家族にとっては、その日から終わらない時間が始まった。
ここで胸が締めつけられるのは、悲劇の大きさだけじゃない。
今の法律では、事故の時点でまだ胎内にいた赤ちゃんは、原則として被害者として扱われにくい。
お腹の中にいたという、それだけのことで。
もし同じ命が、事故の少し前に出生していたら。
もし“あと少し早く”この世に出ていたら。
その違いだけで、法の見え方が変わってしまう。
その現実に、どうしても言葉を失う。
家族にとっては同じはずです。
お腹の中にいたから愛し方が浅かったわけでも、失った痛みが軽かったわけでもない。
毎日お腹をさすり、声をかけ、無事に生まれてきてほしいと願っていた。
その命が事故で大きく傷つけられ、母まで失ったのに、法の前では「まだ生まれていない存在」として保護されにくい。
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引用元:https://twitter.com/ma_nariko/status/2044358141106897385,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]