「文字読める?」
最初にその貼り紙を見たとき、正直、目を疑いました。
マンションの掲示板に貼られていたとされる一枚の紙。
内容は、NHKの受信料に関するもの。
でも、問題になっているのは、受信料そのものだけではありません。
そこに書かれていた言葉遣いです。
まるで住民を見下すような文章。
説明ではなく、圧。
案内ではなく、挑発。
本当にこれが集金に関わる人物によるものなら、あまりにもひどいと感じました。
もちろん、受信料については法律や制度の話があります。
テレビを設置している場合、契約が必要になるという説明もあるでしょう。
そこを伝える仕事があるのも分かります。
でも、だからといって、
相手をバカにしていい理由にはなりません。
「何度も働いてるこっちの気持ちわかる?」
この時点で、もう違和感がありました。
仕事として訪問しているなら、相手に感情をぶつけるのは違う。
住民が不在だったのか。
対応しなかったのか。
契約状況に問題があったのか。
細かい事情は外からは分かりません。
でも、掲示板に貼る文章として、明らかに一線を越えているように見えます。
さらに問題なのは、文面の中に住民を決めつけるような表現まであること。
外国人なのか。
在住者なのか。
文字が読めないのか。
働いていないのか。
そんなふうに相手の属性を勝手に想像して、見下すように書く必要がどこにあるのでしょうか。
制度を説明したいなら、淡々と書けばいい。
「契約に関する確認があります」
「担当者までご連絡ください」
それで十分です。
なのに、わざわざ相手を怒らせる言葉を選んでいる。
これでは、支払いをお願いする以前に、信頼を失います。
しかも、掲示板というのは住民全員が見る場所です。
そこに個人を特定できるような形で圧をかける。
もし本当に特定の部屋番号に向けたものなら、かなり問題があると思います。
人前でさらすようなやり方に見えてしまうからです。
受信料に納得している人もいるでしょう。
逆に、不満を持っている人も多いでしょう。
それ自体は昔からある議論です。
でも今回の件は、そこから一段ずれています。
「払うか払わないか」ではなく、
「説明する側の態度としてどうなのか」という話です。
仮に正しい制度を伝えていたとしても、伝え方がこれでは反発されます。
どれだけ法律を持ち出しても、
どれだけ正論を並べても、
相手を見下した瞬間に、その言葉は届かなくなる。
むしろ逆効果です。
「やっぱりこういう態度なんだ」
「だから信用できないんだ」
そう思われても仕方がありません。
ネット上で批判が集まったのも、そこだと思います。
受信料の話になると、どうしても賛否が分かれます。
必要だという人もいる。
見直すべきだという人もいる。
でも、この貼り紙のような文面を見て、
「これは丁寧な説明だ」と感じる人は少ないはずです。
人にお金の話をするなら、まず礼儀が必要です。
相手が納得していないなら、なおさら言葉を選ぶべきです。
ましてや、生活の場であるマンションの掲示板。
そこに怒りをぶつけるような文章を貼るのは、さすがに違う。
本物かどうかは慎重に見る必要があります。
画像だけで全てを断定することはできません。
ただ、もし本当に関係者が貼ったものなら、個人の暴走で済ませていい話ではないと思います。
なぜこんな文面になったのか。
なぜ掲示板に貼る判断をしたのか。
誰が確認したのか。
そこはきちんと説明してほしいところです。
制度に不満がある人をさらに増やすだけ。
真面目に対応している他の担当者の印象まで悪くするだけ。
結局、一番損をしているのは、信頼そのものです。
受信料を求めるなら、まず国民から信頼される姿勢を見せるべきではないでしょうか。
上から目線で押し切る。
強い言葉で黙らせる。
そんなやり方では、今の時代、通用しません。
掲示板に貼られた一枚の紙。
でも、そこに出てしまったのは、単なる言葉の荒さではなく、
多くの人が以前から感じていた不信感そのものだった気がします。
説明する側が、住民を見下してどうするのか。
制度を守らせたいなら、まず自分たちの態度を見直すべきです。
これを見て、怒る人が出るのは当然だと思います。
引用元:https://twitter.com/asuka_481/status/2047611806508855322?s=46,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]