「20円だけなんか初めて見たわ!笑笑」
郵便局の自動ドアがまだ閉まりきっていないタイミングで、後ろからその声がはっきり聞こえました。
しかも、ただの独り言みたいな言い方じゃなかった。
誰かに聞かせるような、わざと大きめの声。
笑いながら、少し小馬鹿にするような言い方でした。
あの瞬間、私は思わず足を止めました。
その日、郵便局に行ったのは、私自身が何かを送りたかったからじゃありません。
娘が郵便物を出す予定で、家にある切手を確認したら、あと20円分だけ足りなかったんです。
たった20円。
でも、その20円が足りなければ送れません。
これは感覚の問題じゃなくて、ルールの話です。
郵便料金が不足していれば、そのまま配達してもらえるわけじゃない。
戻ってきます。
10円でもダメ、20円でもダメ。
足りないものは足りない。
だから私は、仕事帰りにそのまま郵便局へ寄りました。
作業服のまま、バッグを持って、ほんの数分だけ立ち寄っただけです。
必要だったのは不足分の20円切手だけ。
ほかに用事はありませんでした。
窓口で「20円切手を1枚お願いします」と言って、
会計をして、受け取って、私はそのまま帰ろうとした。
本当に、それだけです。
面倒をかけたわけでもないし、無理なお願いをしたわけでもない。
普通に足りない分を買った、それだけの話です。
なのに、出る直前に聞こえてきたのが、あの一言でした。
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