たったそれだけだった。
サンドイッチ1つと、アイスラテ1杯。
朝の私は眠すぎて頭が回っていなくて、値段なんて一切見ていなかった。
でも、カードを切ってレシートを受け取って、何気なく金額を見た瞬間、全身の血の気が引いた。
998.79
……は?
私はその場で固まった。
いや、待って。
998.79って何?
この朝ごはんで?
サンドイッチとコーヒーで?
一瞬、本当に息が止まるかと思った。
そのとき私はトルコ旅行の途中だった。
朝早く移動しなきゃいけなくて、まだ空も少し白んだばかり。
ぼんやりした頭のまま街角のカフェに入り、「とにかく何か食べたい、コーヒー飲みたい」しか考えていなかった。
注文したのは、チーズ入りのサンドイッチと12ozのアイスラテ。
どこにでもあるような、よくある朝食。
だから私は完全に油断していた。
海外旅行中って、ちゃんとしてるつもりでも、疲れてると判断力が雑になる。
あの朝の私は、まさにそれだった。
店員さんに言われるまま注文して、言われるままカードを出して、言われるまま受け取ったレシート。
そしてそこに印字されていた、998.79。
その数字を見た瞬間、私の脳内ではもう事件が確定していた。
「やられた」
「観光客価格だ」
「完全にぼったくられた」
「終わった、この旅、終わった」
大げさじゃなく、そのくらいショックだった。
私はしばらくレシートを握ったまま立ち尽くしていた。
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