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新人が来るまで、おかしいと思うことを忘れてた。 職場のLINEグループに、 新人を追加しようとした日だった。 「すみません、入らなくていいですか」
2026/06/11

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新人が来るまで、おかしいと思うことを忘れてた。
職場のLINEグループに、
新人を追加しようとした日だった。

「すみません、入らなくていいですか」
「えっ」
しーんとした。

上司が口を開いた。
「連絡とれないと困るから」

新人が、また言った。
「なんで私用のスマホを
使わないといけないんですか?」

また、しーんとした。

翌週、
上司から一言あった。

「業務用のスマホ、
 検討してみる。

 時間外の連絡が

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 どれくらいあるか、
 一回ちゃんと見てみる」

新人が来るまで、
誰も言えなかった。

そういえば、
「入らないといけない」という
ルール、
どこにもなかった。

いつから気にならなくなったんだろう。

入社した頃は
私も同じことを思ってた。

休日に通知が来るたびに、
なんか嫌だな、って。

でも1年も経つと
「そういうもの」に
なっていた。

仕事とプライベートの境界が、

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いつの間にか
溶けていた。

脳はね、
境界線を越えることが
続くと、

「ここまでが自分の時間」
という感覚を

少しずつ失っていく。

おかしいと思う感覚は
消えたんじゃなくて、
上書きされてた。

新人のスマホには
まだ、境界線があった。

あの新人の言葉が、
きっかけになった。

ルールは
会社が作るものだと
思ってた。

でも「おかしい」と
声に出すだけで、
少し変わることがある。

自分の感覚を、
一番信じてあげられるのは
自分だけだ。

そのやさしさを、

自分自身に向けてみませんか。

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