成田まで定額2万ちょいのはずが、最終的に78,200円になりました。
都内のタワマンから成田空港までの依頼。
定額プラン適用で、いつも通りの流れ。
時間的にも余裕あって、特に問題もなく順調に走ってた。
で、空港が見えてきたくらいのタイミング。
後ろから一言。
「パスポート忘れたから戻ってください」
……は?
いや、今それ言う?
正直、一瞬意味が分からなかった。
でもお客さんは普通のトーンで、当たり前みたいに言ってくる。
「すぐ戻れますよね?」
みたいな感じで。
こっちは仕事で走ってるし、もちろん対応はする。
するけど。
その軽さには、正直ちょっとイラッとした。
まぁでも、その時点ではまだ“忘れ物あるある”くらいの感覚。
とりあえず引き返す。
都内まで戻る。
で、無事にパスポート回収。
ここまではまだいい。
問題はここから。
再び成田へ。
この時点で、ルートは完全に変更。
つまり。
定額プランは適用外。
これ、意外と知られてないけど、決まってるルール。
途中で目的地変更したら、メーターになる。
だから一応確認。
「この場合、メーターになりますけど大丈夫ですか?」
すると。
「え、そんなに変わるんですか?」
って反応。
いや、変わるよ。
むしろ変わらないと思ってたの?
でもそのまま進むことに。
時間もないし、乗り換えるわけにもいかない。
で。
そこからは普通にメーター。
都内→空港→都内→空港。
距離も時間も、当然倍。
数字、どんどん上がっていく。
後ろ、だんだん静かになる。
たぶん、気づいてる。
「あれ?」って。
でも、もう止まらない。
ルールはルール。
こっちが勝手にどうこうできる話じゃない。
で、到着。
メーター止める。
表示された金額。
——78,200円。
一瞬、車内の空気止まった。
さっきまで普通に会話してたのに、完全に無音。
お客さん、画面見たまま固まってる。
「え……こんなに?」
いや、そうなるよ。
むしろ、このルートでどうやって安くなると思ってたのか。
正直、ちょっとだけ言いたくなった。
でもそこは抑えて。
私はいつも通り、淡々と。
「ルート変更になっているので、メーターになります」
それだけ。
お客さん、しばらく何も言わなかった。
たぶん頭の中で計算してたんだと思う。
最初の2万ちょいと、今の金額の差。
で、結局。
そのまま支払い。
納得してるかどうかは分からないけど、払うしかない。
正直思った。
——最初の2万で終わってた話なんだよなって。
あの一言。
「戻ってください」
あれが全部変えた。
忘れ物は誰にでもある。
それは仕方ない。
でも。
その後どうするかは、別の話。
今回はたまたまタクシーで、そのまま戻れた。
でも、その分の時間も距離も、全部そのまま乗ってくる。
それだけ。
特別なことは何もない。
ただ、ルール通り。
でも。
こういう時に限って。
みんな“特別に安くなる”と思ってる。
残念だけど。
そういう仕組みじゃない。
最後にメーター見て固まるくらいなら。
最初に一回、考えた方がいいと思う。
その一往復が、いくらになるのか。
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