「ただの工場パートでしょ? 何をそんなに得意になってるの?」
そう言われた瞬間、私は黙って通帳をテーブルに置いた。
言い返したかったわけじゃない。
でも、ずっと見下したような目で見てきた人には、言葉より数字のほうが早いと思った。
私は朝9時から17時まで働く、時給1150円のフルタイムパート。
正社員じゃない。
肩書きだけ見たら、たしかに立派でも何でもないのかもしれない。
だからなのか、私が工場勤務だと話すと、だいたい反応は同じだった。
「大変そう」
「工場ってきついでしょ」
「パートじゃ稼げないよね」
中には、あからさまに「それでよく満足できるね」という顔をする人までいた。
たしかに、楽な仕事ではない。
夏は暑いし、冬は寒い。
立ち仕事だし、黙々と同じ作業を続ける日もある。
キラキラした仕事では全然ない。
でも、その代わりに私には、この仕事で手に入れたものがある。
残業はゼロ。
休みはカレンダー通り。
交通費も出る。
しかも夏も冬も16万円のボーナスがある。
パートなのに、ここまで出してくれる会社って、私は本当にすごいと思ってる。
しかも仕事中は、余計なコミュニケーションがいらない。
電話応対なし。
接客なし。
愛想笑いも不要。
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