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「特急券なしで指定席に堂々着席!?赤ランプのまま居座る外国人5人に固まった私――『日本語わからない』で逃げようとした瞬間、黙って見過ごすのはやめた」
2026/04/07

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福島出張の帰り。

仕事を終え、少し疲れた体で駅に向かった。
今日はもう帰るだけだ。

ホームに滑り込んできたのは、特急ひたち。
いつもより空いている。

「よし、今日は静かに帰れそうだな」

そう思いながら指定席に座る。

特急ひたちは指定席の仕組みがわかりやすい。

席の上にあるランプ。
緑なら予約済み。
赤なら未予約。

つまり。
誰が正規の客か、一目でわかる。

私は窓側に座り、軽く背もたれに体を預けた。

外の景色がゆっくり流れ始める。

その時だった。

次の駅で、外国人のグループが乗ってきた。

東南アジア系の男女。
五人。

観光客っぽい。

まあ、珍しい光景じゃない。

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最近はどこでも見る。

ただ。

少し気になることがあった。

その五人は、空いている席にそれぞれバラバラに座った。

私は何気なく、席上のランプを見た。

全員。

赤。

つまり。

指定席券を持っていない。

「……あれ?」

少し眉をひそめる。

もちろん、乗ってから買うこともできる。
だからこの時点では問題ない。

だが。

列車は走り続ける。

水戸を出る。

検札が来ない。

車掌が来ない。

時間だけが過ぎる。

そして。

彼らのランプはずっと赤のまま。

私はだんだん嫌な予感がしてきた。

「まさか……」

ふと隣を見る。

五人は普通にくつろいでいる。

スマホ。
笑い声。
スナック。

完全にリラックス。

まるで普通の指定席客のように。

「いやいやいや……」

私は少し身を乗り出した。

近くに座っていた男に声をかける。

「特急券、持ってるの?」

男は少し驚いた顔をした。

そして。

普通に答えた。

「No.」

……。

やっぱりか。

私は思わず天井を見上げた。

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「おいおい…」

それでも車掌は来ない。

列車はどんどん走る。

水戸を過ぎ。

もうすぐ上野。

つまり。

ほぼタダ乗り。

私はため息をついた。

そして立ち上がった。

「しょうがない」

デッキに向かう。

車掌を探す。

数分後、見つけた。

「すみません、指定席に特急券持ってない人がいます」

車掌は少し驚いた顔をした。

「え?」

すぐに私の席まで来る。

すると。

さっきまで余裕だった五人の表情が変わる。

車掌が聞く。

「特急券はお持ちですか?」

すると。

始まった。

「知らなかった」

「有料とは思わなかった」

「日本語わからない」

テンプレートみたいな言い訳。

私は思わず笑いそうになった。

さっき普通に
「No」って答えてたじゃねえか。

なので。

私は英語で説明した。

「This seat requires a limited express ticket.」

「You must pay the fare.」

すると。

急に静かになる五人。

言葉は通じている。

完全に。

結局。

その場で料金を支払うことになった。

車掌が処理する。

彼らは渋い顔。

私は腕を組んで見ていた。

「日本を舐めるなよ」

心の中でつぶやく。

やがて列車は上野に到着。

五人は無言で降りていった。

そして。

車内は急に静かになった。

さっきまでの騒がしさが嘘みたいだ。

窓の外には都会の景色。

私は席に座り直し、深く息を吐いた。

ふと、ランプを見る。

全部、緑。

正規の乗客だけの車内。

その光景を見て思った。

「やっぱりこれが普通だよな」

私は背もたれに体を預けた。

そして静かな車内で小さくつぶやいた。

「……平和だ。」

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