朝、駐車場に向かう。
いつもの場所に車を止める。
大きい車だから、スペースギリギリ。
白線内に収めるのに必死だ。
降りて、ふと目線を横にやる。
車のワイパーに紙が挟まっている。
「あ…またか」
前回も同じだった。二度目だ。
紙を取ると、手書きで文句が並んでいる。
「車線をもっと離せ」「ドアが開けにくい」
読むだけでイラッとする。
自分の車は白線内、しかも大きい。
これ以上寄せたら、反対側の車に迷惑がかかる。
深呼吸する。
「まじうざいんやけど」
心の中で毒づく。
確かに前回もワイパーに挟まれていた。
またか、と溜息。
紙に目を落とす。
「25センチ以上離れるルールあるん?」
いや、そんなルール聞いたことない。
自分の車は白線内、降りる際も最大限気を使っている。
隣の車主は、自分の乗り降りのことしか考えていないのだろう。
勝手に触るな、新車なんだぞ。
心臓が少し跳ねる。
触れられたボディを軽く確認する。
傷はない。幸いだ。
でも、紙の内容が腹立たしい。
「他人に迷惑をかけている」と決めつける文章。
現実は違う。
私は最大限、配慮して停めている。
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