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『失礼します』その一言で空気が逆転…既婚取引先の“距離ゼロ”を止めた課長、後で「正直さ…」と本音を漏らしてきて、私が決めた“次の一手”とは?
2026/01/28

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22時すぎ。打ち合わせが終わって、やっと帰れると思った瞬間だった。

取引先の男性(既婚)が、いつものノリで近づいてくる。
笑ってる。愛想がいい。だから厄介。

「今日も頑張ったね」
そう言いながら、当たり前みたいに私の肩に手を回してきた。

そして、距離ゼロで囁く。

「2人でご飯行こうよ」

——はい、出た。
またこれだ。

何度目だろう。
仕事の関係だから、強く言えない。
強く言った瞬間、“こっちが悪い空気”にされるのを知ってるから。

私は“社会人の笑顔”を貼り付けたまま、肩をくるっと捩って手を外す。

「2人は無理です〜」

言い方は柔らかく。
でも意思は固く。

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手も、ちゃんと払う。

……なのに。

相手は引かない。
むしろ一歩、近づく。
笑いながら、もう一度肩に触れようとする。

その瞬間、私の脳内で警報が鳴った。

(やめて。ここは会社の前。誰か見てる。
でも、取引先。怒鳴れない。逃げたい。でも逃げ方が難しい。)

——空気が、詰んだ。

と思った、そのとき。

「失礼します」

低くて落ち着いた声が、割って入った。

振り返ると、鈴木亮平似の課長がそこにいた。
背が高くて、目が真っ直ぐで、声が“場を仕切る人”のそれ。

課長は取引先に向かって、丁寧に、でも逃げ道を消すトーンで言う。

「資料の件で確認がありまして。少しよろしいですか?」

一見、ただの業務連絡。
でもこの一言で、空気がひっくり返った。

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取引先の手が止まる。
笑顔が固まる。
私は反射で一礼して、課長の隣に並ぶ。

課長と2人で取引先に挨拶をして、その場を離れた。

——歩き出して数秒。やっと息が戻る。

「どの資料ですか?」
私がそう聞いた瞬間、課長は小さく肩をすくめた。

「ごめん。あれ嘘」

……え?

課長は呆れたみたいに笑う。

「君、嫌そうな顔してた。丸わかりだよ」

心臓が、ドクンと鳴った。
見てくれてた。気づいてくれてた。
それだけで、変に泣きそうになるのが悔しい。

「助かりました」
私は短くお礼を言った。

すると課長は一瞬だけ目を逸らして、照れ隠しみたいに頭を掻く。

「うん……」

そこで終わると思った。
“いい上司エピソード”で綺麗に終わると思った。

でも、課長は続けた。

「……正直さ、あのまま2人で行っちゃったらどうしようって思って。
焦って声かけただけ」

え?
それ、言う?

恋の匂いとか、そういう甘い話じゃない。

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ただの“安全確認”みたいな、ぶっきらぼうな本音。
でも私は、その不器用さに救われた。

「……本当に助かりました」
今度はちゃんと、目を見て言えた。

課長は「うん」とだけ言って、歩く速度を少し落としてくれた。

——ここで終わったら、爽やかな話で終わる。
でも現実は、そんなに甘くない。

取引先は“またやればいい”と思ってるタイプだ。
今日止めても、次もある。
むしろ“押せばいける”と勘違いする。

だから私は、その日のうちに“次”を潰した。

帰社してすぐ、社内の共有ルールに手を入れる。
メールの件名は淡々と。

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